自分の小さい頃に、こじゃんと(とても)大好評やった竹製品のひとつに竹製のハンドバックがあるがです。竹で出来ていると聞くと、竹を細いヒゴにして編み込むというイメージが沸きますが、この時に女性の心を鷲づかみ(?)して一世風靡した竹バックは想像とは、ちっくと違うかも知れません。
竹の身の部分を薄い円形や球形、楕円形などに削り出し、それを細い丈夫な紐でとめて形づくったハンドバック。それぞれ小さなパーツを組み合わせて製作しちょりますのでとても、しなやかで手触りもよく、なるほど当時大人気やった理由がよく分かる気がするがです。当社で製造していた竹細工ではありませんけんど、竹虎の本店でも毎日のように沢山売れていたのを覚えちょりますので、同じ技法を使いカラフルな色目のものや、様々な大きさ、形など、まっこと多種多様なバリエーションのものが作られよりました。フリーサイズで使えるベルトなどもあって、母がワンピースなどによく合わせて使いよったです。
時代の移り変わりの中で、すっかり見ることのなくなった竹バックを片づけの時に見つけて懐かしく思い出すと共に、今の知らない世代の若い方達の目には、もしかしたらモダンでお洒落な小物と映るのではないろうか?そんな事も思ったりするがです。
yoko 返信
なつかしい。我が家にもあったような?竹でできているのはわかっていたけどそのときは何も感じなかった。あらためて写真で見てみると凝ったつくりですよね。
竹虎四代目 返信
yoko様
コメントありがとうございます!
まっこと沢山ある時には確かにそれ程思っていませんでしたけんど
よく見たらこじゃんと丁寧に作られちょります。
色も何色もあって陳列されている時にも綺麗やったです。