埋炭(まいたん)とは炭素埋設とも呼ばれちょります。気の流れのよい、いわゆるイヤシロチ(弥盛地)化するために炭を地中に埋めて磁場の調整をすると良いと言われゆうがですが、住宅床下用竹炭とびっくと(少し)似ていますが、湿度や消臭目的として床下に竹炭を入れるのとは、又まったく違うものながです。一番の違いは埋炭は呼んで字のごとく炭を地中に埋めていく事。一般的には直径1メートル、深さ1メートル程度の穴なかに竹炭粒を入れていくのですが、3mm以下のかなり細かい微粉末を水を入れながら撹拌しますぞね。
けんど、穴を掘るという作業は、まっことキツイ仕事です。竹虎ではシーズンに伐採した虎竹を大量に積み上げて保管しよりましたが、その際には保管場所の土場に穴を掘り、太い柱を立てましたのでその大変さは良く知っちょります。穴掘りにはユンボなど重機がないと大変かと思いますので、基礎工事をしていただいている業者さんに頼まれる事が多いようです。まあ、穴さえ掘っていただければあとは、これも施工業者さんが良く使われよりますようなコンクリートを撹拌する機械です。
通常20キロ入の箱を10箱、つまり200キロ程度の竹炭を入れて施工していきます。意外と結構な量になりますので自分も施工業者さんが、ちょうど現場に持ってこられている機械を何度もお借りした事がありますけんど、これがあると、まっこと楽ですちや。注水しながら竹炭を入れていきますと、最初は柔らかい液状の竹炭が水分が抜けると上にのっても足跡も付かないくらい固くしまった状態になります。こうなってから埋め戻したら完了ぜよ。
ゆんゆん 返信
竹籠作りも墨を作るのにもみんな、手間がかかって大変だなぁと感心します
竹虎四代目 返信
ゆんゆん様
コメントありがとうございます。
竹虎の竹炭は土窯づくりにこだわっちょります。
機械窯で焼いたものもあるのですが
土窯ですと2週間程度の時間と熟練の技術が必要ながです。
鵞のばーさん 返信
9年前、山を均して宅地にした土地の中古住宅を更地にして建築したのですが、今ひとつ「何か足りない感」がありました。炭を埋めてイヤシロ地にする方法を読んだのが5年くらい前、既に家が建ってしまったことではあるしと半ば諦めていました。
それでも埋炭みたいな何かないかと思い、昨年春、竹虎さんにメールして購入したのが床下に敷く袋入りの竹炭でした。床下収納に入れたりベッド下に敷いたり、イヤシロ地とは言えなくとも消臭効果はかなりありました。同時に入手した竹炭枕の心地よさとともに快適生活をおくりました。
そして過日、ボロけたウッドデッキを付け替えることになり、チャンス到来。家人にねだって埋炭を計画しました。
さっそく竹虎さんにイヤシロ地にしたいのでと電話を入れました。折り返し山岸さんから埋炭法と親切なアドバイスの回答があり、埋炭用の竹炭を送っていたいただくことにしました。
早々と2日後に届きましたよ。どどーーんと10箱900リットル200キロ。車庫が狭くなりました。
孫息子がウットデッキをキックで壊して場所を確保。紐コンパスで円を描いてヨメさんと孫とで穴掘りしました。地面は埋め立て地だったらしく、予想通りさくさくの土ばかりではなく瓦礫やジャリや粘土まで出てきて丸穴ならぬ楕円穴になってしまいました。
鵞ばーさんも参加して、粉炭を入れ水をジャアジャア注ぎかき混ぜて、粉炭を入れて水を注ぎかき混ぜてを繰り返し、あれだけ多量の竹炭が穴の8分目くらいに収まってしまいました。よく踏んで固く締めてから掘り出した土をかぶせて 埋炭は完了しました。
「何が埋まっているか分からん地」に住まう不安感がなくなれば良しです。
さて、これからどれだけの心地よさが始まるのやら楽しみなことです。
と言うわけで私の一大「事業」の報告でした。
ご指導有り難うこざいました。 鵞(75歳)拝
竹虎四代目 返信
鵞のばーさん様
竹虎四代目です。コメントありがとうございます!
まっこと一大事業のような大仕事やったかと思います、お疲れ様でした(^^)
床下用竹炭をご愛用いただき消臭効果などを実感されちゅうとの事でお役にたてて本当に嬉しく思うちょります。おまけに竹炭枕までご愛用いただきゆうとは、実は自分も愛用者の一人ですので本当に感激です、ありがとうございます。
施工されまして実感されたかと思いますんど、沢山あるように思える竹炭も埋炭にしますと水で撹拌しながら固めていきますので1メートルの直径に1メートルの深さでちょうどくらいだったかと思います。イヤシロチ等と言われますが自分の場合には愛犬が元気になり、このせいかにゃあ?などという事もありましたけんど、鵞のばーさん様でも何かございましたら是非又お知らせ願えたらと思うちょります。ありがとうございます。