この青竹の手提げ籠は、一目惚れ。皆さんも、たまにありますろう?棚にあるのを見て、即手にとってそのままショッピングバスケットのようにして他の商品もひとつ、ふたつ入れて持ち歩いてレジに来てから初めて値札を見るような...。まあ、おおよそ価格も分かっているいう事もありますが、値段は関係ないくらい気に入ったという事ですろうか。実は、出先で竹製品に出会うことはあまりないですけんど、たまに、こうやって気になる籠を見かけては手に取る事もあるのです。
竹には、日本唯一の虎竹、白竹、黒竹、煤竹、そして、この青竹。どれが一番という事ではなくてそれぞれにエイ所があって趣があって素晴らしいですけんど、青竹は日本の生活の中に昔から密着した竹籠で、使うほどに色合いが飴色になり、深みが出るところが何とも大好きながです。
びっくと(少し)小ぶりかにゃあ、そんな風にも思いよりましたが、こうやって外に持って出ると何の事はない。ぼっちり(ちょうど)ぜよ。青竹も、そのまま竹やったら用途も限られますが、こうやって竹籠に編まれる事によって新しい命が与えられて誰かの役にたつことができますろう。
秋晴れの下、彼岸花の咲く小道、この手提げ籠を持って歩いたら人と自然の調和の大切さまで感じさせてくれますちや。ああ、けんどこうやって、こんな竹の手提げを持つだけで、それだれで幸福感に包まれますぞね。青竹の清々しさというのは持つ人の心までも清々しくしてくれるみたいながです。
足立賢二 返信
青竹の手提げ籠、いい風合いですねえ。
竹虎四代目 返信
足立賢二様
コメントありがとうございます!
青竹の清々しい色合いは、まっこと気持ちのエイもんですが
経年変化で落ち着いた色合いになるのが
これから楽しみながです。