このような、しずく型の竹ざるを見かける事も少なくなりました。近くの山に生えている真竹(青竹)を伐って表皮を剥ぐ事もなく縦割りにして竹ひごをつくり。編み込んで作られていた竹籠は、かっては毎日の暮らしの道具であったり、仕事の道具であったり、日本人には一番身近で親しみのある素朴な竹籠ではないかと思うがです。青竹の表皮を残したまま編み込んでますので、編み上がった竹籠は青々としちょって「青物細工」と呼ばれています。
片口米ざるが、しずく型になっているのには理由があります。お米を洗った時にも狭くなった片方にある口にお米を移動させやすく、別の容器に移しやすい構造でこれも先人の知恵の結晶といえるがではないですろうか。
生活の道具として比較的沢山作られてきた竹細工も、伝統の素晴らしい文化や高度な技術が少しづつ見直されています。職人の高齢化や後継者不足が言われよりますが、竹の世界は、どんどん変化しよります。山あり、谷あり、竹ざるを光に透けてみえる程度やろうか?まだ、まだ先は見えてきませんけんど、どのように進化するにせよ自分たちの果たす役割は決して小さくない。そう、確信しちょります。
Bamboo Works 西出 信行 返信
竹製品は、その時代の人々の知恵と手が創り出した
極めて洗練されたプロダクトデザインであり、
優れた実用品であったと思います。
- 不易流行 -
リモデルしながら、現代に、将来に受継いでほしいと思います。
竹虎四代目 返信
西出信行 様
竹虎四代目です。
コメントありがとうございます!
竹をとりまく環境は変化し続けよりますが
不易流行は本当に大切なことだと思うちょります
これからも頑張りますので何卒よろしくお願いいたします。