先日、一枚の青い竹ざると出会いましたぞね。竹ざるは色々ありますが、竹虎には無いような面白い編みをしちょります。竹ヒゴの大きさを変えて、編み込まれちゅう足付きというのもなかなか洒落ているので手にとってみると、ちょうど手頃で使い勝手の良さそうなサイズやったです。荒削りなところもあるものの、面白いにゃあと思うて嬉しくなりました。
けんど、一番のポイントはココながです。竹ざる中央の盛り上がったところ、一目見たときから、もしかしたらと思いよりましたがお蕎麦を盛った時に盛りやすく美味しそうに見えるように中央を高くしちゅうそうです。理由や思いのある形は、それだけで魅力的ですちや。なるほど、やっぱりそうなんだと思うて香りが漂ってきそうな蕎麦が盛られた感じを想像するがです。ああ、早く持ち帰って、ざる蕎麦に使いたいちや。たった一枚の竹ざるが食卓を華やかに彩るがです。
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