箒の柄といえば、虎竹だったと言われる箒職人さんがおられるくらい、かって独特の虎模様のついた虎竹はどこのご家庭にでもあった箒の柄などにも沢山使われちょりました。なんと、その当時は虎竹が足りなかったのか、薬品を使うて、わざわざ虎竹の模様を真似て竹に焼き付けた竹、なんて言うのもあったほどなのでどれくらい需要があったかと言うのが分かりますぞね。
けれど、そんな大昔の話ではなくて、自分が大学卒業して入社した数年くらいはまだまだ箒の柄は毎日、毎日、一体誰がこんなに使うのだろう?びっくと(少し)不思議に思えてくるくらい沢山製造して、大型トラックに積み込んでいたのを思いだします。
それが、いつの頃かピタリと取り扱いがなくなり、箒の柄に使っていたことすら忘れかけていた頃に昔の箒職人さんのお話をお聞きする機会があってこれは、ひとつ復活させたいにゃあ。色々な思いがわき上がってきたのです。そもそも、曾じいさんが100年も前に、この地にやってきた当時。竹細工というのは、もっと身近なものだったはずで、虎竹も、暮らしの中にとけ込んだものだったはずなのです。昨日のブログでも少し棕櫚箒が登場しましたけんど、まず、虎竹の棕櫚箒を作ってもらいましたちや。うん、うん。なかなか、エイぜよ、なかなか、エイちや。まっこと、エイ。
コメントする