虎竹の里から車でほんの数分のところに、日本カワウソが最後に発見されたという新荘川が流れよります。そうです、あの日本カワウソです。絶滅したと言われよりますが自分の小さい頃には、まだ普通に泳ぎよったのですぞね。高知県言うたら四万十川や最近では仁淀川が有名ですが、実は、美しい自然の残る川は沢山あるのです。
そんな新荘川を通りかかったら、ひとりのおんちゃんが川に胴体まで半分浸かって歩きよります。知らない人が見たら何と思うですろうか?ちょうど、プールで半身浸かって歩く方がおられますが、そんな風に、運動不足解消のため、健康のためと思うろうか?それとも単純に暑さを避けて川遊び?しかし、どちらも不正解です。
答えは「鰻」
どうも鰻丼の値段も上がり高嶺の花になりつつありますので、鰻の話題が多くなる傾向にありますけんど、川に浸かって鰻捕り用の仕掛けを上げていたのです。麦わら帽子をかぶった、おんちゃんが手に提げてきたのは、竹製ウケではなく、木で作られたモノ。竹のウケの方が軽くて扱いやすいので主流ですが、こうやってお手製で鰻捕りを楽しむのも又エイもんながです。けんど、まっこと(本当に)のどかな風景。豊かな川の幸がある高知ならでは。こんな大自然の中で虎竹も育まれゆうがやといつも思う事なのです。
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