118年の山岸竹材店

雑誌CARREL


今月は嬉しい事に雑誌掲載が多いがです、今回は「CARREL」さんに夏の履き物として、竹皮草履を掲載いただいちょります!まっこと、ありがとうございます、感謝の気持ちでいっぱいぜよ。さて、雑誌に載せていただく時に社名も記載してくれるがですが、実は、昔は会社の名前がイヤでイヤで仕方なかったです。


「山岸竹材店」


なんか、古くさくて、ダサさてく、格好が悪いぜよ。友達の働きゆう横文字の、あの会社は都会的でお洒落やにゃあ。あんな名前にいつかしたいにゃあ。そう心に誓うたのは、もう30年近く前の事やちや。けんど、段々と時が流れて、気がついてみたら「竹材店」と名前のつく会社がドンドンと無くなっていき、自分も竹材店での仕事を長くなったせいですろうか?こんどは、この社名に愛着を感じるようになってきたがです。


イカン、イカン、100年も続いてきちゅう名前を自分が変えるらあとは、とんでもない。この社名は自分たちが曾じいさんの代か受け継いだ宝ですろう。竹虎の屋号は自分らあの誇りやき。そう心から思えるようになったら、こじゃんと好きになったものが一つあるがです。それが、虎竹の里ではマフラーと呼ぶ竹虎タオル。何の変哲もない白いタオルやけんど、竹虎のロゴマークと日本の竹材専業メーカー(株)山岸竹材店と大きく印刷されちゅう!こりゃあ、おまん、渋いがぜよ!


梅原真さん


たまに町を歩きゆうとブランドのロゴマークの入った鞄や服を見かけますけんど、ワシも東京に行くときには首に巻いたタオルの、この「山岸竹材店」が見えるように前にしますきね。先日は空港で有名なデザイナーの梅原真さんと馬路村の東谷組合長さんに偶然会うたけんど、あんまり格好がエイきに、欲しくなっちょったがやないろうか?(笑)


東谷望史さん


まあ、それはもちろん冗談ですけんど、まっこと(本当に)汗もふけるし、防寒にもなるし、鉢巻きにも使える。ご飯の時に、ちょっとこぼしたりしたちササッとやれるし車の窓も拭いたりする。そして、定位置の首に戻す。まあ、細かい事は気にしたらイカンぞね。そんな万能竹虎タオル、銀座のデパートで首に巻いちょったら田舎モノみたいなと言われますけんど、そうですろうか?


ワシが巻いちゅうのは118年の歴史ぜよ。


コメント(2)

千葉ゆか子 返信

こんにちは~。
竹の帽子って、初めて知りました。
涼しいでしょうね。
眼鏡の雰囲気とも合っていて、よくお似合いですよ~。
ちょっと被ってみたいです。

竹虎四代目 返信

千葉ゆか子様

コメントありがとうございます!

竹の帽子は通気性バツグンで被った感じもなかなか良く
まっこと(本当に)気に入っちょります。

ご覧いただきありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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