竹職人さんは毎日、毎日同じ仕事の繰り返しをされている事が多いがです。繰り返しと言うても、昨日と全く同じという事ではなく今日は、こうしてみろう、明日はこうやったらエイろうか?そんな工夫をされて、同じ工程に見えても、びっくと(少し)違えていたり、同じ竹細工に見えても改良されちょったりしますが、職人さんよれば、それこそ50年、60年とずっと同じ仕事を続けられている方もおります。けんど、たまには、いつも作っているものとは違うモノを作りたいという方もおられます。
この竹のモアイ?と勝手に自分が呼びよります竹細工ももしかしたら、いつもの仕事の合間に手元に沢山ある竹を使い、遊び心で違うモノを作ってみろうかにゃあ。そんな軽い気持ちで始められたがではないかと思うがです。けんど、モノ作りには、この遊び心が大切で気の向くまま、手の動くまま形になったものが結構おもしろかったりします。
竹モアイもそう。職人さんの手彫りの立体感のある表情はもちろんですけんど、竹の荒削りな繊維の具合や、竹の色合い一目見て、こじゃんと(とても)気に入りましたちや。中に灯りを入れたらまるで生きちゅうように見えるのではないろうか?頼んでひとつ分けてもろうて机に飾っちょりますが、うん、うん、エイ。うん、やっぱりエイですぞね。
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