中小企業家同友会という会があるがですが、これは熱心な経営者の皆様の勉強会で全国組織ながです。この同友会の九州は福岡支部から、嬉しい事にわざわざ虎竹の里に見学に来られた皆様がおられました。
虎竹の里には、どちらから来られてもトンネルがあって、そのトンネルがひとつの境界線のようになっちゅうがです。トンネルとトンネルの間の、わずか1.5キロ程度の谷間にしかこの虎竹が成育しないと言う話をさせていただきます。
「ええっ~!?どうして不思議な竹やね」
自分たちは竹とは虎模様のあるものだと思うて育ちましたけんど、普通に考えたら、まっこと変わった竹ながです。
虎竹をガスバーナーで熱して曲がりを矯正する。矯め作業の工程をご覧いただきました。虎竹をあぶると糖質の多い油分が吹き出し、なんとも言えない甘~い香りが漂うがです。この香り、竹の熱さ、バーナーの炎の音今ではなくなりつつある竹屋の仕事を五感で体感していただきたいがです。
竹虎は何というたち、日本唯一の虎竹やきに、どうしても竹林にはご案内させていただくがです。梅雨入りしたと言いますけんどこの日は、天気も良く、それでいて暑くもなく、
「竹の中は気持ちがイイねぇ~」
竹林にはいると皆様が言うてくれます。この季節は緑が映え、筍があっち、こっちと生えていたり、青々とした若竹が天に向かい真っ直ぐに伸びていたり、まっこと(本当に)帰りたくないくらい。しばらく座って風とサワサワした音に包まれていたいようなそんな、清々しい竹林やったがです。
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