杉皮の門セット

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竹細工は竹籠竹ざる等、室内で使うものばっかりではなくて、庭園用としても竹は多用されちょります。竹の垣根には建仁寺垣や四つ目垣、御簾垣など、実に様々な種類の庭垣がありますし、玄関脇などにしつらえる袖垣、庭の出入り口の枝折り戸、縁台そして、かなり大がかりな作りになるのが門セットぞね。


何枚も杉皮を重ねて仕上げていき、屋根の上にも内側にも虎竹の押さえ竹が入り、亀の甲羅のような形をした亀甲竹という銘竹を飾りに使うがです。かなりの重量になる、この屋根を太い2本の焼き丸太の上にのせて、焼き戸を取り付けたら完成。真新しい門セットは、ピンと背筋が伸びるようで、何とも格好のエイもんですけんど、これが数年たってから杉皮にコケが生え、草が伸びたりするようになったらまた違う魅力が出てきて、それはそれで風格がでて格好がエイがです。風合いのが深まってくるというのは竹籠や竹ざると、まっこと同じやにゃあ。


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