「地震の時には竹藪に逃げろ」
こう教わった方もおられるのではないですろうか?竹は地下茎を四方八方にめぐらせちょりますので、天然の鉄筋コンクリートと言われる事もあるほど。だから、地面がしっかりとしているので地震にも強いという訳ながです。地下茎をどんどん伸ばして増えていって、その上、たったの3ヶ月で親竹と同じ十数メートルの大きさに成長するスピードは驚くばかり。いくら伐っても、伐っても次々と新しい命が育つ環境に優しいエコ素材などと注目も浴びちょります。けんど、それだけに手入れをしなくなった竹林は竹が密集して風通しも悪くなりがちなのです。
そこで、今回は山の職人さんに代わって、近くの虎竹の林を手入れする事にしました。夏場に竹林に入る時には蚊除けの竹酢液をスプレーしますけんど、この時にはまだ少し早かったですきに、蚊除けの必要もなく、暑くも寒くもない最高のコンディション。古竹や、風で曲がってしまった竹などは伐り倒し、山道の方にむかって滑り落としていきます。1本、また1本と竹を伐り倒すたび、少しづつ明るい日差しが入りやすいようになってくるがです。
小さな樹木も伐りながら、草刈り機で下草の手入れをしたら、手入れをする前とは、まっこと見違えるような美しい竹林が広がります。おおの、深呼吸したくなるぜよ!!!風にゆれる虎竹たちも、ゆらゆら揺らいで気持ち良さそうですが、山仕事で流す汗も、こじゃんと気持ちがエイもんです。
コメントする