初夏の心地よい風にのって出来あがりましたぞね。このメゴ笹洗濯かごは、一時期職人の技が途切れた事があって「幻の籠」と言われて事もある竹かごながです。伝統の技や技術は、その糸がきれたらほとんど復活することなく消えていくものですけんど、このメゴ笹洗濯かごは、まっこと(本当に)奇跡的に出来るようになり、お陰様で全国の沢山の方に喜んでいただいているのです。実は、全国各地には全く同じ竹ではなくても、同じような竹で、同じような編み方をした竹かごは幾つかあったようながです。そっくな古い古い竹籠が農家で使われていたりします。
数十年前であったなら、何人もの職人さんが当たり前のよにうして毎日編んでいた洗濯籠今年も当たり前のように日だまりで笑う竹籠たちですけんど、こんな当たり前が来年もその次の年も、その次の年もずっと続いていけるように、青々とした若い籠たちと一緒にそう願う日本唯一の虎竹の里の午後ぜよ。
yoko 返信
なつかしい。田舎の家にあったような?
どこかの骨董市で飴色になった籠を見つけたことがありましたが使いこむと
いい色になるのでしょうね。
竹虎四代目 返信
yoko様
一昔前までは全国で同じような脱衣籠が作られよりましたので
古いお宅でしたら残っているかと思うがです。
骨董屋さんなどで見かける籠は
色合いが更によくなっていて
古くなっても味のでる竹製品のすばらしさを感じます。