竹骨の衣装ケース

竹編みの箱


この四角い箱は一体なんやろうか?もちろん、竹ヒゴで編まれた箱ながですが、太いフレームの部分も全部竹で出来ちょります。一体、これがどんな商品になるかと言いますと、実はこの竹編みの上に和紙を貼りうるしを塗り、一閑張り加工をほどこされて衣装ケースになるのです。


こういう箱物を細工される職人さんは、こじゃんと(とても)少なくなりましたきに、仕上がった商品は比較的高価なものとなりよりますが、箱の角はキチッと折り曲がって箱の形もしっかりと整うた四角い美しい形やし、まっこと腕がエイ。さすがに数十年の熟練の技としか言いようがないちや。今の時代にも、こういう本物が少ないとは言え残っており、製造が続けられちゅう事には、感動すらするのです。


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