豊臣秀吉が金の茶室を作って、その中で金の茶釜や茶道具でお茶を点てたという話は有名です。そう言うたら、いつだったか忘れましたけんど、黄金展なるものが開催されていて、その目玉として復元された金の茶室を見た事もありますちや。あまりの絢爛豪華さ、キラキラ光るゴールドの世界に圧倒されたがです。
太閤秀吉ほど金を使うことはなかなか出来ないのですが、虎竹茶杓をお買い求めいただいたお客様が、ご自分で金箔をあしらわれたとの事で拝見させてもろうたがです。虎竹、白竹とも、上手に金が使われちょって、なかなか気品を感じる出来映えにビックリしましたぞね。
竹と金。まったく相容れない素材同志のようですが、前にニューヨークの有名宝石店T社の竹パーティーバックでも、竹網代編みに金箔を貼ったのか、金色にそめたのか少し忘れましたが、黄金に輝くバックがありました。最初は妙な先入観がありましたけんど、実物を見ると、まっこと意外と相性は悪くないがです。竹の新しい可能性は、こうやって「?」のチャレンジから始まるかも知れませんちや。
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