竹職人の早さは美しさ

竹ざる


昨日は竹籠を編み込むスピードの話をさせてもらいましたけんど、お客様からこんなご質問いただきましたぞね。


「早いことも必要だと思いますが、出来映えが大事では?」


まっこと(本当に)その通りながですちや。いくら沢山竹かごが出来上がったとしても、それを使うて頂く皆様にご満足いただける物でなかったら意味がありません。けんど、ご安心ください。早く竹編みの出来る職人さんの籠は出来映えも、こじゃんと(とても)美しいがです。


竹ひご


たとえて言うなら、美味しい料理をつくるシェフは、サッサッサッ!と手際よく作って、塩をふって、パッ、パッと焼いて、盛り付けて、ハイ出来上がり...!ですろう?これと、同じながです。手間暇かける仕込みでも同じ、流れるような無駄のないテキパキした仕事ぜよ。竹細工で言うなら竹ひごを取る工程。リズミカルな動きで見ているだけで飽きる事がない、楽しくなってくる。腕のいい竹職人は必ず、ここでもスピードが違うがです。


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