竹籠一日十個!?竹職人の底力

竹かご


楽天市場の三木谷浩史社長さんは知っちょりますろうか?たまにテレビ等や雑誌にも出てこられる方ですけんど、この三木谷さんが前に言いよった事のひとつに「スピード、スピード、スピード」と、言うことがあるがです。とにかく、早さを一番重要視して、即対応していく事の大切さを周りに伝えたかったがと思いますけんど、実は竹の世界でも同じで、一つの竹籠竹ザルをつくるスピードをどこまで意識しちゅうかで竹細工の明日は変わってくると思うがです。


自分の親の世代くらいの竹職人さんは、とにかく仕事の速さを競い合い、励みにしてきた方ばかりです。だから、今聞くと信じられないような編みこみの早さ。これは実際見てもらえば分かりますきに。動画でご覧いただけるうにしますが、最初は、まるで早送りしているかと思うほどの手さばき!けんど、これかが日本の匠の技やったがです。毎日、毎日


「直径40センチ程度の竹籠を一日に十個編みあげていた」


こちらを見て、フッと笑いながら


「今は歳をとったから8個やね」


無くなりつつある日本の物作りの底力を感じた気がして、思わず熱いものがこみ上げてくる。目頭をおさえながら思うがです。「日本ち、素晴らしいがぜよ」みなさん、この美しい国、日本の事を知っちょりますろうか?


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