竹虎刻印の煤竹箸

煤竹箸


煤竹箸を手にしてつくづく思うがです。まっこと(本当に)煤竹が昔から茶人に愛されてきたのが、なんとなく分かる気がしますちや。この竹の持つ力やろうか?手に持っただけでこう何と言うがでしょうか。100年という長い間、家人を見守りながらずっと家を支えてきた。歴史というか、重みというかこの濃い飴色に燻された竹肌にやさしい手触りに感じるがです。


もちろん、日本唯一の虎竹箸も自分たちの自慢ではありすまけんど、煤竹には、ずっと人のお役に立ち続けてきた長い時間がある。びっくと(少し)別格な気がするがです。しかも祖父と、ずっと懇意にしていただいた渡辺竹清先生が削り出した一膳やきに迫力が違う。見るほどに天国におる祖父に届けたくなるような煤竹箸に竹虎のマークを刻印してみた。こりゃあ、たまるか本当に祖父に見せとうなったがぜよ。クロネコヤマト便は行きよりますろうか?


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