こじゃんと(とても)嬉しい日となったがです。竹かごの形の美しさ、竹表皮のなめらかさに実用的な堅牢さをも兼ね備えた白竹麻の葉脱衣かごが編み上がってきましたちや。もくもくと竹と向き合う職人さんが丁寧に丁寧にヒゴをとり、ひとつひとつ編み込んでいく籠なので、少しまとまったご注文などいただいたら、数ヶ月はゆっくりお待ち頂くことになる脱衣かご。
木の香りが漂う温泉でのんびり汗を流したあとは、美しい庭園をながめながら季節の心地よい風に吹かれて一休み。それから、お楽しみ、土地の美味しい料理に舌鼓をうつ。思わず日常を忘れてしまいそうな心づくしのお宿で。ふと部屋の隅に目をむけたら、静かに鎮座する脱衣籠が女将のセンスの良さを雄弁に物語るがぜよ。
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