ふと足かとまったがです。横をむいたら、長い長い風雪を感じさせる竹ざるひとつ。いったい、いつ誰が編んだかも分かりませんけんど、庭先にこうやって置かれて今でも切り干し大根やら何やら干したりするのに、現役で働く暮らしの中の竹ざるです。歳を重ねたとしても、どこかに飾られちょったり倉庫にしまわれる事なく、こうやって地べたに置かれ、雨にあたり、風にふかれても、誰かに役に立ちつづける、誰かに喜ばれつづけるそんな人になりたいにゃあ。どうやったら成れるろうか?ずっと、ずっと、そう思いよったら、たぶん、こんな格好のエイ魅力のある竹ざるになれるに違いないぜよ。
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