別注の根曲竹ざる

竹ざる


そうやにゃあ、この年の瀬の押し迫った時に竹ざる言うたらそばざるを連想される方が多いかも知れませんが、先日お客様からお預かりしちょりました竹ざるは自分もあんまり見た事のないもんやったです。粘りのある根曲竹で見るからに頑丈に編まれちょりますので持ってみたら、まっこと(本当に)硬い!少々力をいれて押してみてもビクともせんようなこじゃんと(とても)堅牢に作られちゅう竹ざるちや。深さがあって両手で持って丁度仕事のしやすいサイズでけんど、強さだけでは無くて竹の表皮を内側にむけて編まれちょって中に入れるものをキズつけることが少ないように工夫されちゅう。


こんな竹ざるが同じように出来ないだろうか?そんなお話を頂いて、びっくと時間はかかりましたけんどひとつ試作してみたがです。竹の素材や細かいところの編み方は違いますけんどまあ、同じように作る事はできちょります。


さて、けんどこれで仕事をされゆう方たちがどう言いますろうか?使い勝手はどうやろうか?実際に毎日使う仕事用の竹ざるやきに使うてから分かることも一杯あると思います。来年に向けてどんな答えが返ってきますろうか?辰年の楽しみやちや。


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