この季節の夕暮れは早いちや。山からの帰り道には、虎竹の古里焼坂の山に陽が沈みかけちょります。山のふもとの土場には太さ別、色つき別に選別された虎竹がズラリ。小さい頃から、ずっと見慣れた光景やけんど、毎年、毎年、この寒い時期に虎竹がいっぱい伐り出されちゅうのを見るたびに嬉しさが沸き上がってくるがぜよ。
虎竹は淡竹(ハチク)の仲間やきに竹の表皮にうっすらと白くモヤがかかったように見えますけんどその下に斑点の模様があるのが分かりますろう?今はハッキリ分かりにくい模様も工場に運んでガスバーナーで一炙りしたら竹の油分が吹き出して、これで、どうぞねっ!!!!!言うような、日本でもここでしか成育しない不思議な虎竹の独特の虎模様が、クッキリと浮かび上がってくるがやき。
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