「しあわせな台所」とはステキな本の題名やと思いませんろうか?しかも特集が、絆が深まる"魔法の場所"ぜよ。確かに、けんどワシの小さい頃いうたら台所は土間にあって近所の家の入り口が、すっと台所という事も多かったちや。そこのオンチャンがご飯食べゆう横で友達と遊んだりお姉さんがオヤツこしらえてくれたり、キッチンは人の集まる場所やったにゃあ。地域のコミュニケーションの中心でもあった。まっこと(本当に)魔法の場所やったかも知れませんちや。
懐かしゅうて思わず手にとってしまいそうなこの雑誌に、竹の鬼おろしを掲載してもろうちょりますぞね。「魔法の場所」で大根が魔法をかけられたくらい美味しくなる、竹の鬼おろしを使うてもらいたいと思うちゅうがです。
「ニュートップ」いう本にも竹虎の事を掲載してもらいました。創業明治27年という竹虎の歴史からはじまり、日本でここにしか成育しない虎斑竹のこと。本の編集部の方に色々話しゆううちにあれこれ整理されることもありきすきに不思議ちや。やっぱり思うたら自分らあは、まだ何ちゃあ出来ちょりません。先代、先々代、初代の続けてきてくれた事に頼って、寄りかかっちゃあるだけや。自分らあの竹虎は、なかなか見つからんがぜよ。
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