カシロダケという竹皮の白い特別な竹があるがです。漢字で書いたら「皮白竹」この竹皮の比較的硬い部分を細く裂いて芯にしちょってから柔らかな竹皮で巻いていく...。まっこと(本当に)時間のかかる製作工程を丁寧に、丁寧に仕上げて竹皮弁当箱が出来るがです。
竹皮いうたら竹皮草履しか知らんかった自分が竹皮細工に出会うてからどうやろう?もう15年ばあになりますろうか。こんな大きな竹皮大皿!凄いですろう?とにかく手触りがソフトで温もりがあってこんな不思議な感触のお皿は他にはないと思うがです。
もともとは編み物籠として作られちゅう物毛糸をだす小さな穴がフタの中央に開いている面白い籠ぜよ。この富士山みたいな形、どうにも気にいって今も机の後ろに飾っちょります。
あと、あったらエイにゃあ...と思うたらありましたぞね。竹皮座布団ちや!けんど、これはもったい無くて座ることはできない座布団かも知れん。
色染めした竹皮を使うたカラフルな小箱もある。実験的に製作したみたいですけんど、こうやって見たら又全く違う風合いの別の表情ちや。今はもう、お一人だけでほとんど作られる事のない竹皮細工。ブルーノ・タウトというドイツ人のデザインで斬新な趣がありますが、身近な素材を活かして自然と調和して生活してきた日本人の英知が、その基礎となっちょります。手先が器用なこの国の職人が生み出したものは凄いがですよ。
yogoro 返信
竹皮でできてるっていうより、まるで藁でできてるみたいに柔らかそうですね。
この竹皮で、麦わら帽子を作ってほしいですね。
竹皮の麦わら帽、いや竹皮帽。
なんか、ちょっと麦わら帽子より、おしゃれな感じがしませんか?
竹虎四代目 返信
yogoro様
コメントありがとうございます。
申されますように竹皮は結構ソフトでしなやかで
手触りもやさしい素材ながです。
竹皮の帽子は面白いと思います
お遍路さんがかぶるような昔ながらの竹皮笠はありますが
麦わら帽子のようなものはありません
ちょっと考えてみたいと思うちょります。