竹の日本

竹ベンチ


先日、見かけた竹の腰掛けやちや。太い竹をそのまま使うてベンチにしちょります。竹虎にも縁台がありますけんど、こんな迫力のある大きな竹を使うちゅうのもエイもんちや。白い竹肌が美しいきに、歩き疲れてやって来て座って休むのにもこじゃんと(とても)気持ちがエイ。普通の椅子よりも、くつろげる気がしますぞね。何と言うたち手で触れる竹の感触がたまらんちや。びっくと(少し)ヒンヤリとして、なめらかで、まっこと心地がエイ。ここで一息入れよったら竹に元気をもらえるようぜよ。


黒竹簀の子


違う場所では手洗い場に黒竹を使うちょりました。蛇口から水を流して手をゴシゴシ。下に落ちる水しぶきを防ぐ工夫やろうか?そんな効果もあるかも知れませんけんど、それより、何より黒竹簀の子を、こんな所に使っているのが洒落ちょります。水を止めたけんど、もう一回手を洗うちゃろうかにゃあ......。そんな風に思えるばあ雰囲気のある手洗い場ぜよ。


これも、竹の力。意外に思われるかも知れまんが竹はイネ科ながです。だから、世界に誇れる美味しいお米のとれる日本の風土はすばらしい竹を生み出すと思うがです。竹の日本。竹が、この国で出来る事はまだまだ、これから沢山あると思うちゅうがです。


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