身の厚い孟宗竹を、もの凄い音をたてて機械でガツガツ砕いたらこんな竹チップになるがです。これをロータリーキルン窯という、たまげるばあな大きな円柱状の機械窯でグルグル回しながら焼き上げる竹炭があります。
機械化された工場の中でどんどん流れ作業で製造していきますきに生産量も土窯などと比べたらケタ違いに焼くことができますぞね。床下用竹炭や園芸用竹炭はこうした大規模な竹炭工場で製造されよります。ええ、もちろん均一の炭化温度になるように温度管理もしっかりして焼かれよります。飲料水用竹炭や炊飯用竹炭など土窯にこだわってから2週間もの時間をかけて竹炭職人が焼き上げる竹炭もあれば、こうやって工場で大量に製造していく竹炭じゃあちあるがです。
日本で竹林の荒廃が言われよりますが、そのほとんどを占める孟宗竹(もうそうだけ)の利用方法で今のところ中心となっちゅうのは竹炭。資源として大量にある竹材を無駄なく製品にする事のできる大規模な竹炭施設も絶対に必要やと思うちょります。竹炭も竹酢液も、実は奥が深いぞね。
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