地元の安和小学校の生徒さんたちが元気に稲刈りぜよ。当たり前やけんどワシもここの卒業生やきに言うたら、こじゃんと年代の下の後輩たち。そうそう、ワシにも小学校の頃がありましたぞね。何というたち今でも安和小学校の校歌は全部歌えますきに。
まあ、そんな地元の子供達のワーワー言う声が気持ちのエイ秋空の広がる虎竹の里に響きます。まっこと、楽園いう所があるとしたら、こんな場所の事やないろうか?刈り入れたお米は、その名も「安和米」。実は高知は米所で、昨年も全国一番になったお米も確か高知産のお米やったちや。この安和米も、さぞ美味しいがではないかと思うちょります。
さて、最近は無洗米らあもありますけんど普通は炊飯の前にお米を研ぎます。みなさん、昔ながらの米研ぎざるらあはお使いですろうか?お米の研ぎ方というのは色々とコツがあるようですが、ひとつは、お米が傷まないように優しく洗うという事があるがです。
精米技術が進んだ現代ではあまりお米を研ぐ必要はないそうなきに糠を落とすように手早くササッと洗うように研ぐとエイと言います。どこやったか、ある一流ホテルではこの米研ぎの水にミネラルウォーターを使うと聞いた事があって、これはお米を研ぐ時にお米が水を吸収するので美味しいご飯を炊くための工夫やそうです。
米とぎざるのエイところは金属製のざるに比べて自然素材の優しさがあってお米にやさしいところやと思います。けんど一番大きいのは台所にひとつ、こんな竹ざるがあったら気持ちが和むがです。この竹ざるから日本の昔からの竹細工を見直してもらいたいがです。
竹虎の竹ざるは、もちろん全部国産やけんど、特にこの米ザルは編む職人さんが少なくなって出来映えのエイものが少なくなりつつある結構貴重なものでもあるがです。日本の台所には、ひとつ竹ざるぜよ!もしかしたら日本の食卓を変え、これからの食事を考えるキッカケになるかも知れん。ワシが、この小さい竹ざるに込めちゃある思いです。