竹炭コンクリート

竹林


手入れり行き届いた美しい竹林を見る事は地域にもよりますけんど今は少なくなりつつあるかと思います。そもそも竹林を、どうして手入れするかと言うと良質の筍を生産するためながです。竹は、エコな素材と言われるように植林などせんでも毎年、毎年、地下茎から筍が生えて、なんと1日に1メートル20センチも伸びるというものすごいスピードで親竹と同じ大きさに育っていくがです。


ただ、これをそのままにしちょりますと放置竹林が問題になっちゅうように過密に生え過ぎてイカンがぜよ。古い竹を間引くとか、下草を刈るとか、エイ筍を生産する竹林は、まっこと畑と一緒のような手入れが必要ながやき。


竹炭コンクリート


そんな筍農園のような竹林からは、太くて長い孟宗竹が伐採されます。大切な資源やきに上手に利用したいと言う事で、最近では竹炭に焼くようになっちょります。けんど、広大な竹林のある地域では小さな土窯では対応できませんきにロータリーキルン窯と呼ばれる、こじゃんと(とても)大掛かりな鉄窯で自動的に焼き上げゆうがです。


最新式の工場やったら、ほとんどが機械化されちょって1日何トンいう生産量があったち、ほんの数人で操業しよりますきにビックリしますちや。こだわりの土窯で焼き上げる竹炭の一方で使い道によったらこんな大きな規模で竹を使う竹炭工場も必要やと思うちゅうがです。なんと、ここの竹炭工場では護岸工事用のコンクリートに竹炭を混ぜ込んだ製品なども開発しよりました。海外に負けずに美味しい国産の筍を生産していくためには竹炭を沢山活用して行く道をさぐる事が実は必要不可欠ながです。


コメント(2)

ゆづのり 返信

私の家の近くには竹林が多いです。家の裏にちょっとした竹林、焼き肉屋さんの裏にちょっとした竹林…という風に。竹林をライトアップしてオシャレに飾ってるとこもあって。竹って見てるだけで落ち着きますよね。

竹虎四代目 返信

ゆづのり様

最近は竹が庭園用にも見直されつつあって
新しゅうにできた施設に時々竹を見かけるようになりましたちや
確かにライトアップしても竹は映えます
もともと身近にずっとあった竹ですきに
もっと活用していただきたいと思うちょります。

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