この籠を見たら、何か貝が食べとうなるちや。何ちゃあ入ってないと知っちょってもヒョイとのぞいたら磯で採ってきた貝らあが一杯入っちゅうような気がするき不思議ぜよ。虎竹の里は、すぐ前が海ですきに大潮など時期のエイ時にはこんな籠をさげて沢山の人が磯遊びに行きよりました。
ほんで小さい頃には磯に行っちょった竹職人さんが何言う貝やったろうか?チャンバラ貝は今でもお店で食べる事もできますけんど、カラス貝言いよったかこの磯籠いっぱに採ってきてくれて、そうそう、あの頃は自然の味に贅沢やったにゃあドンブリいっぱい茹で上げたものをムシャムシャ食べよりましたちや。
口部分が狭まって中身が落ちにくい、底は広いきに思うたより量も入る磯籠を土間にドサリ!そんな思い出ばっかりの籠やきに、もしかしたら中に貝がいっぱいやないろうか?そんな気持ちも、びっくと分かる事ないですろうか?
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