昨日は軍鶏の話やったけんど、今日も鶏の話ぞね。あれは、いつの事やったろうか?田舎の山里で古い民家を改築したレストランで料理を作りゆうと言う方からお問い合わせが来たがです。確か畑には数種類の野菜を作りよって季節の野菜をお客様にだす料理に使われているとの事。そして、庭先には今でも農家でみかけるように鶏があっち行ったり、こっち行ったりしゆうそうぜよ。
実はワシくの家も、びっくと前まで大きな鶏小屋が裏にあってから鶏を庭に放しちょりましたき良く分かりますが、コッコッコッ...。言いながら鶏が仲良く歩いていく様は別に卵をとるとか、どうとか考えなくとも、ただ鶏たちをみるだけで心が豊かに安らぐものながです。茅葺き屋根のある縁側で家族がそろうてニコニコ笑いあいながら外で遊ぶ鶏をながめるという様な光景を、そんな、ずっと日本の田舎で続いてきた景色を、もしかしたら、日本人は誰でもどこかで覚えちゅうのかも知れませんちや。
この竹籠は山仕事などで背負い籠として使われる籠ですけんど運動会の玉入れ競技に玉入れ籠としても利用されちょります。けんど、こうやって逆さにしたらまっこと(本当に)、まっこと(本当に)鶏籠にもなりそうなちや。そうやにゃあ、確かこんな籠を庭先で使いよりましたぞね。あの料理人さん、なかなか目の付け所のエイ方ながやにゃあ。
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