竹の道はまだまだ続きますぞね

竹炭職人


「おんちゃん、歳はいつくになったぞね?」


猛暑の中、窯から竹炭を出してきてくれた職人さん、まだまだ若い者には負けんきのう、そんな顔つきでニヤリ...。日焼けした顔、張りのある声、たくましい腕。まっこと、ビックリするほど元気ぜよ。


けんど、待てよ......ちょっと考えてみたがちや。竹虎は田舎の小さな会社やけんど、それでも頼りにしてくれちゅうこの竹炭職人さんみたいな方がどれっぱあおるろうか?経済的な事だけや無いぞね、仕事のやり甲斐や生き甲斐をもしかして竹虎の仕事で感じてもらいゆうとしたら?


そうよえっ!このおんちゃんの活き活きした表情見てみいや、まだまだ働きざかりよえ。「青春」は年齢の事では無くて心の持ちようの事やと聞いた事がありますけんど、そういう意味では、まっこと(本当に)青春真っ盛りやないろうか?そう考えたら、こんな弱いワシやけんど、どうせ他の事は何ちゃあ出来んがやき、もし役にたつがやったらコレにかけてみちゃれや!そう思うことができるがぜよ。


ワシが頑張ることで社員はもちろんやけんど、虎竹の里で働く人たちや、竹に関わり生活する職人さん、そのご家族と考えたらいったい何人の方にお世話になっちゅうがやろうか?そして、どれだけの方に笑顔を届けることができるがやろうか?


おじいちゃんよ、上から見てくれよりますろうか。


ワシは、まだまだやらんとイカン事ばっかりぜよ。


もっと、もっと、もっと、もっとじゃあ。まだ暫く行けんけんど待ちよってや。


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