間伐材入荷

間伐材


「ええっ!?四代目、これも竹ですか!?」


中が空洞やないし妙に年輪もあるようぜよ、こりゃあ、変わった竹やにゃあ...。


いやいや、みなさん、なんぼ知らん言うたちコレは分かりますろう!これは地元の森林組合さんからいただいた間伐材ぞね。間伐材言うのは植林した、ある一定期間大きくした山で木を大きく成長させるために周りの木を間引いていくがですがその時に伐り出される材木の事ちや。


ええ、もちろん竹ばっかりですけんど木材も使いますぞね。ほんで、この木材は何に使うかといいますと、工場では虎竹袖垣など庭園用の商品も製造しちょります。そんな中で竹垣の間の柱を木で仕上げる商品があるのですがそんな竹垣に使用するのです。腐りにくく耐久性を増すためにガスバーナーで真っ黒になるまで焼いていきますが、表面をまんべんなく焼き上げた柱をタワシで擦りながら水洗いしてから使いますので焼き柱垣と呼ばれちょります。


けんど、まあ竹でも木でも同じ近くの山から伐りだしてきた自然のもの、こうやって輪切りの部分だけ見ても、なかなかエイもんちや。地元ならではの虎竹があって、こうやって間伐材もあって、まっこと(本当に)日本一の森林県の高知らしい仕事場ぜよ。


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