竹虎でインターンシップに取り組みだしたのは2001年の春からなので、もう結構前の事になりますぞね。最初はワシの所みたいな竹屋には、わざわざ大学の学生さんが来ても何の勉強にもならないし昔から何ちゃあ変わりばえせん時代遅れのことばっかりしゆうきに、とても自分たちが取り組むものやとは思うてもみませんでした。けんど、たまたま来てもらうことになって職人さんの仕事を見せたら、
「ええっ!?これ凄い!難しい!」
まっこと、こじゃんと驚いて感激しゆうがです。これには、ワシの方が驚いたちや、それで気づきました。自分らあが当たり前と思うちゅう事が若い人にとったら全く未知の世界!職人にとったら朝飯前の事が学生さんにとったら至難の技!そしたら、一番喜ぶのは何と職人さんながです。
「若さん、大学行きゆう若いしが、たまげちょったぞね」
(専務、大学行っている若者が驚いているよ)※当時ワシは専務やった。
あの時の職人さんの嬉しそうな顔を思い出すだけで涙がとまらんなるちや。
まっことワシは浅はかですろう?典型的な3Kの竹屋の仕事らあ何の役にもたたんと思いよりました。けんど、違う、それは逆やった。日本唯一の虎竹を製造しゆうワシらあの仕事は日本でここでした体験できない、かけがえのない最高のインターンシップながぜよ。初めて来られた高知大学の3名の学生さんたちの2週間のインターンシップを終えた感想を読んで改めてその事を確信したがです。
さて、今年もインターンシップの夏がやってきますぞね。今回参加していただく学生さんに集まってもらいました。しっかりした目的意識を持っちゅう方ばかりやき、きっとエイ成果をあげられるがやないかと楽しみにしちょります。
fugiena 返信
こんにちは。
学生さん達のインターンシップ後の感想を拝読致しました。
なるほど、竹炭の製品は良いものばかり、なのに知っている人が少ない。私も実感しています。宣伝にはお金がかかる・・・。
そこで提案なのですが、会社周辺の幼稚園・小中学校・高校・大学に、特別授業というような形で講演活動のようなものが出来ないでしょうか。製品の宣伝というのではなく、今多くの人が関心を持っているエコの観点から、虎斑竹の存在や利点・大切さを
知ってもらう良い機会が持てるのではないでしょうか。
素人の考えなので、不愉快に感じられるかもしれませんが、感想を読みながら思いついたものでつい、コメントしてしまいました。ご容赦ください。
竹虎四代目 返信
fugiena 様
コメントありがとうございます!
実はあまり言うちょりませんが
中学、高校、大学など地元の学校をはじめ
全国の勉強会などでもたまにお話させていただく機会をいただいちょります。
https://www.facebook.com/taketorayondaime
虎竹の事はもちろん
竹についても今のご年配の方でも
あまりご存じありませんので少しでも知ってほしいと思うちゅうがです。