遠く九州と京都から日本唯一の虎竹の里を見学に来てくれちょりました。ワシの方こそ、それぞれの会社様に行っていろいろ学ばせてもらいたいと思うような志のある経営者の方々ばっかりやきに。どうですろう?皆、エイ顔しちょますろう?まっこと(本当に)楽しい時間を過ごさせてもろうがぜよ。
本店の前で虎竹の里の事を話させてもらうがちや。あのトンネルと、あのトンネルの間の1.5キロの間口の、この谷間にだけ虎竹ができるがぜよ。イギリスのBBC放送が取材に来てミラクルバンブー!言うたがやき。曾じいさんの初代宇三郎は船でこの小さな浜辺にやってきて創業地である大阪天王寺まで虎竹を運んだがです。いつもの話、いつもの思い、分かる者だけに分かる話ぜよ。
工場では虎竹の矯め直しの作業をしよります。竹は糖質の多い植物やきに甘い、甘い香りが漂うちゃある。この香りが竹虎のニオイながです。ニオイで蘇る記憶があると思うがですけんど、この香りをかぐ度に幼かったあの頃に、竹と温もりにつつまれた遠い日に帰ることができるがやき。
竹林にもお連れさせてもらいましたぞね。やっぱり、ここやにゃあ。竹虎や竹虎四代目をインターネットで知って頂いた方も多いかも知れませんけんどワシのフィールドは、ここぜよ。曾じいさんも、祖父も、父も汗を流した、この竹林ぜよ。ここへ来て、命かけろうと思わんがやったら竹屋はいつでも止めたらエイがやき。
おお、どういた?おまんらあ...分かるかえ?今日のお客さんらあは、まっすぐに走りゆう人ばっかりやきに虎竹の里の竹も笑いゆう。まっこと天をさして伸びる竹と同じやきににゃあ。
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