
とある商店に入ろうとしたら店先の販売台に目がいきましたぞね。いつも、地元でとれる農産物などを置いているそうやけんど今日は夕方という事もあって全部売れ切れちゅうとの事。けんど、注目するがは販売台に張り付けてある竹割やきに。色が枯れて、これは、これで、こじゃんと(とても)エイ風合いになっちょります。ワビ、サビの世界やろうか。
ほんで、コチラは前にお伺いさせてもろうた古いお宅。中のお部屋は改築されちょって、この時にはギャラリーとして使われちょりました。ここの建物には二階にしつらえた竹が格好エイきに、しばらく外で眺めよりましたちや。竹は青々とした若竹の色合いは爽快で素晴らしいけんど、こうやって色が落ち着き時間の経過とともに変化していく事そのものを楽しめるがです。
古くなり、やがて朽ちていく、所々歯抜けのようになった竹にも趣があるようぞね。ずっと昔から繰り返されてきた、こんな大自然の法則を改めて教えてくれゆうがやろうか?ワシも、ただ歳を重ねるばっかりではなくて、こんな竹のように渋く変わらなイカン。そう諭してくれゆうがやにゃあ。
コメントする