新しい竹ざる

蕎麦ざる


虎竹ざる(タガ)、こりゃあ、まっこと上手い事考えたものちや。昔から樽や桶に使いよった竹のタガをそのまま利用したような竹ざるちや。丸いタガに四角い竹枠をはめ込んで固定させ、その上に簾をのせて出来あがりちシンプルな作りで簡単なようやけんど、なかなか思いつかんアイデアで生まれた新しい竹ざるながです。「さあ、何か考えろう...!」言うて思い浮かぶものやないぜよ。毎日の職人さんの仕事の中で、ふと、これやったらどうやろうか?と、自然に出てきた竹ざるやと思います。


もちろん、一番似合いそうながは蕎麦ざるとしての使い方ですけんど、お寿司をのせてみたり、天ぷらやったり、ご愛用いただく方のアイデア次第で色々と用途がひろがりそうな竹ざるなのです。暑うなりそうな今年の夏には、日本の昔からの知恵はますます見直されてきそうやと思うちょりますけんど、「衣・食・住」の「食」でも、竹の清涼感でお役に立てると嬉しいがです。


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