昨日はツガニの話をしましたきに今日は川のりの話ぜよ。川のりとは青さのりの事ながですが、どうですろうか?この色つや、これが高知の青さのりやきに。高知は四万十川がこじゃんと(とても)有名で皆さんは、青さのりは四万十と思うちゅうかも知れません。
けんど、実は何を隠そう、虎竹の里から車で数分走ったところにニホンカワウソで知られる新荘川いう川があって、そこな河口でも収穫されるがです。
こんな身近でも青さのりが収穫できるち、実は地元の方でも知らん人もいっぱいおるがです。川におりて行ったらちょうど収穫を終えたばっかりの老夫婦が仲良くウェットスーツを着て、軽四トラックの荷台に青さのりを積み込みしよりました。
「今年は、どこな川も少ないみないなちや」
長年このお仕事されて来たと言うおばちゃんはこう言いますが、荷台には青さのりで、大きくふくらんだ袋が一杯やったがです。これを持ってかえって洗って自宅近くに干して乾燥させて製品にしていくとの事でしたが、実は実は、青さのりは、もっと高知市内に近い仁淀川でも採る事ができるがです。海水と真水が混ざり合う流域でしか成育せず、川の透明度が高くないとダメやそうなので青さのりが採れる高知の川は、やっぱり自然が残っちょって綺麗ながですぞね。
ほんで、最初にご覧いただいた写真の青さのりはこの仁淀川産のモノ。これだけ袋に入って、何とびっくりの200円ぜよ!さっそく、味噌汁に入れてみましたけんど、なんと、いつもの味噌汁が上品な会席料理(?)にでてくるような一品になるやないですか!?たまるか、川の香りがひろがって、炒飯にもタップリのせてみたりサラダにも振りかけてみたり、まっこと自然の恵みは日本唯一の虎竹だけやないのう、エイところじゃあ、高知県。
コメントする