竹皮草履の竹皮は地元の竹林に集めにいくし、芯に使うちゅうワラは近くの農家さんに稲刈りの手伝いにいって分けてもらう、竹虎の竹皮草履は履き心地も最高やけんど昔ながらの手仕事、生活の中から生まれてきたそのまんまが今もずっと続いてきちゅうという所が凄いぜよ。
自分の父親や母親に世代が、いやいやその前の世代が小学校の上履きに履きよった履き物が今も手作りされ、現代のご家庭で会社で役立ちゆうのが凄いがぜよ。もう日本では、これだけの品質のモノはここだけやと思うがです。最近は、海外で作られゆうモノのあるみたいやけんど、面白い事に竹虎の竹皮草履が逆に値段が安かったりしますきにお客様は迷わんようにしとうせや!
いえいえ、もちろん海外のものがイカンがやないきに、エイものがいっぱいあるがちや。けんど、格好だけやないきに竹皮と言うたら日本の山里でほとんど利用されることもなく消えていく天然素材。それを一枚、一枚集めてきて頑張って作ってくれゆう職人さんを守る意味でもワシは声を大きゅうにして、この竹皮草履をご紹介したいがぜよ。皆さんには、応援してほしいがぜよ。
そんな事をいっつも思いよったら、千葉県にお住まいの客様から色々な生地が届いたがです。実は、このお客様は趣味で裂き織をされているそうなのですが、浴衣生地などが使いきれないくらい沢山あるので、なんと親切にも当社まで送ってくたれたとの事。いやいや、まっこと(本当に)嬉しいちや、感激しました!竹皮草履の鼻緒の布巻きはハギレなどを再利用させてもらう事が多いですきに、是非お送りいただいた生地も有効活用させてもろうて立派な竹皮草履として生まれ変わらしたいと思うちょります。
そのままだったら捨てられたり、忘れられるモノもこうやって新しい命を吹き込む事ができるがです。古き良き日本は、ずっとそうやってモノを大切に、何度も何度も役に立ててきましたぞね。これは、モノにとっても、ヒトにとっても、まっこと(本当に)幸せな事ながぜよ。
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