北海道のタコ籠

たこ籠


ワシらあからしたら北海道の海は寒くて厳しくて、けんど北海の恵みにあふれた、ある意味、憧れる、未知の世界のようなイメージがあるがです。学生時代に友人らあと自転車で北海道一周旅行した時もカルチャーショックだったのが北の海の食材やった。海辺でキャンプ張りよったら、


「おまえ達、ここで一緒に飯食べないかあ?」


誘っていただいて、ご馳走になった鮭一匹を大きな鉄板で焼く料理!確か、ちゃんちゃん焼き言うたろうか?高知にも皿鉢料理と言うて、こじゃんと(とても)大きな皿に色々な料理を盛り付けて食べる郷土料理がありますけんど、あれは同じように豪快で美味しかったぜよ。魚介類も、野菜も、タップリで凄かった。北海道の雄大な土地柄が出た料理やにゃあと思うたもんです。


アウトドアの料理ひとつにも土地柄がありますけんど、そんな北の海から竹かごが届きましたちや。なんでも獲れたタコを入れるタコ篭やそう、こりゃあ、けんど大きいぜよ。作りも、普通や無いばあガッチリしちょって、ずっしりと重たい生タコを入れられるようになっています。


虎竹の里の前の磯でもタコが捕れますけんど、こんな大きな籠に入れるようなタコはあんまり見た事ないちや。さすが北海道やにゃあ、スケールがびっと(少し)違うろうか?竹かご一つでこうやって遠く離れた土地に思いをはせれるとは、まっこと楽しい事やちや。


コメントする