虎竹買い物かご

家庭画報


昭和30、40年代言うたらワシの子供の頃ぜよ、懐かしい風景が頭によぎるぞね。温かい家族があって、近くに優しいおんちゃんやおばちゃんがおって、いっつも遊びに来てくれるお兄さんやお姉さんもおって。土間は今と違うて、びっくと(少し)薄暗かったけんど、縁側には何ちゃあなかったけんど、洗濯は井戸からくみ上げた水でしよったけんど、いっつも笑い顔にあふれちょったちや。思い出す白黒の光景は、何とも懐かしく楽しいがぜよ。


虎竹買い物かご


そんな幼い頃の記憶のお母さん、虎竹の里にも小さな小さな食料品屋さんがあったきに、みんなあ、サザエさんみたいなエプロンをして手に手に買い物かごを提げて歩いて行きよりました。


今回、「家庭画報」さんに掲載してもろうた虎竹買い物かごも古き良き時代を回顧した企画の中で載っちょります。何年も前に作る職人さんが居なくなって、残念やにゃあという思いが募って、なんとか復刻させた買い物かごちや。若い、新しい感性の方に愛用してもらいたいがぜよ。


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