磨き銑

磨き銑


変わった形の刃物やけんど、これは磨き銑(みがきせん)と言われる竹職人の道具、竹の表皮を薄く削るための道具ぜよ。自作の持ち手の木部が何とも渋い感じやけんど、職人さんは今朝も朝から竹の材料取りに一生懸命ちや。こうやって表皮を削り取っちょってから竹割りして、厚さ、幅など揃えて面取りして、まっこと竹ひごを取る言うたら一言やけんど、やくがかかっちゅう(手間がかかる)ぞね。


けんど、この材料取りひとつで出来上がる竹籠の品質が決まってしまうきに一番気をぬけん大事な大事な工程ながです。何でも同じかも知れんちや。


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