大阪府高槻にある上宮天満宮さんは「竹の神社」と言われて有名ながです。境内に向かう石段には青々とした竹垣がずっと上まで伸びていて、はやくも竹の神社に来たという雰囲気満点ちや。
石段を登って足をふみいれたら、
「おおっ!?」
この膝に感じる柔らかい感触は...もしや?と思うて見たらやっぱりそうぜよ、竹の端材を細かく砕いて地面にまいちゅうがです。こりゃあ、歩きやすい。膝の悪いお年寄りの方らあには喜ばれるろう。後で聞いたら雑草の予防にもなる言うことやったです。
ほんで、ここの上宮天満宮さんが有名ながは、ここな本殿ぞね。なんと、屋根から柱、壁まで全部竹で出来ちゅうがきやに。
屋根の内外には孟宗竹を割って使うて柱や壁は竹の集成材を使用しちょります。天然の竹を使うちゃあるきに屋根は数年に一回ふき替えるそうやけんど、ちゃんと、ふき替えやすいようにボルトナットで細工をしちゅうとの事、さすがぜよ。
宮司の森さんに各所をご案内いただきましたけんど、この本殿に入らせてもらえると聞いて感激しましたちや。竹で出来た重たい扉を開けて中に入ったら、
「なんとっ!こりゃあヒンヤリとしゅう!!!」
外気とは全く違う清々しい空気を感じるがです、やっぱり本殿ぜよ。森さんが言われます、
「この境内には約1トンの竹炭を敷き詰めました」
おおっ、よう見たらここにも竹炭がタップリ敷かれちゅう、昔からお寺や神社の床には炭が敷かれちゅうと聞いちょりましたけんど、こうやって実際に見せてもろうて、肌で感じて納得ながです。
感激しながらこんど案内されたがは敷地にひろがる広大な竹林ぜよ。もともとは、放置された沢山の竹をどうにか有効活用したいと思うて竹垣にしたり、竹の本殿を建てたり、竹のチップにしたり、竹のように一本まっすぐな、環境に対する理念があるがです。こじゃんと(とても)凄い神社さんじゃあ。
待合室に通してもろうて又ビックリ!建物のフローリングも竹じゃあちや!!まっこと(本当に)この神社は竹にこだわっちゃあるがです。
お土産に御神酒までいただきましたけんど、これも、この竹林で伐採した竹を使うちゅう。貯金箱も霊験あらたかで、ザクザクお金が貯まりそうぞね。まっこと、エイ経験をさせてもらいました。新年早々、ありがとうございました!こりゃあ、この一年も竹ばっかりの最高の年になりそうなよ。