いよいよ面白いもんがあるちや。「おかんじゃけ」と言うそうながです。若竹を叩いて、叩いて、竹の繊維だけにして、まるで髪の毛のようやにゃあと思いよったら、案の定、お年寄りの方が言うには、小さい子供の頃、髪の毛に見立ててマゲを結う事もあったし、男の子達は武将が采配をふるうようにして遊ぶ事もあったそうちや。いわゆる、昔からある民芸品ながですけんど、静岡の洞慶院というお寺のお祭り事には先の部分を赤色、黄色、紫に染めたものが使われるいうことながです。
竹をこれだけ細くしてあるので、最初は割っているのか?と思ったのですがそうでは無いようです。割るわけではなく先の方から少しづつ「叩く」。地元の方から聞いたがです。えっ叩く?叩いて、こんな繊維質にしていくち、まっこと、どれくらい時間がかかるろうか?根気のいる仕事やにゃあ。感心する事しきりながです。
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