地元の伊野商業高校の生徒さん30数名が見学に来ちょりました。実は、一回授業で行ったことがあるクラスやきに、ボツボツ見た顔もあるがやけんど、今日は、話だけでは分からんきに、実際、日本唯一の虎竹をこじゃんと見てもらおうと思うちゅうがです。まず、本店の前に出て虎竹の里の説明ぜよ。
「ここから見えちゃある、谷間でしか虎竹は出来がです。」
「そう、そこなトンネルから、焼坂のトンネルまでの間やきに。」
工場に入ってから実際の虎竹を見てもらいます。普通の山にある竹との、一目瞭然の色合いの違いに生徒さんも納得顔ちや。
ガスバーナーで仕事しゆう職人さんの横で、ゴーゴーと音をたてるバーナーの音を聞いてもらい、油抜きされて見る見る色目か変わって、虎の模様が浮かび上がる虎竹を見てもらい、まだホクホクしゆうような熱い虎竹に触れてもらい、糖質の多い竹があぶられる甘~い香りを、ワシらあが子供の頃から親しんで懐かしい香りを、胸いっぱい吸いこんでもらい、虎竹を五感で体感してもらうがぜよ。
けんど、伊野商業の生徒さんらあは、まっこと真面目ちや。これっぱあ、おったら一人、二無駄話をしたりもしそうなけんど、誰っちゃあ話もせんと耳を傾けゆうがです。ノートを取る、ひとり、ひとりの顔も真剣ぜよ。こんなに虎竹の事を聞いてもろうて嬉しゅうなるがちや。
竹虎の商品を、それぞれのチームに分かれて、実際にお客様に紹介できるページ作りの研修をする予定ながです。竹虎の事もびっくと知ってもろうたし、今度は、自分らあがお客様に紹介する商品の事を詳しゅうに聞いていきます。この中から、将来の高知をこじゃんと情報発信してくれる若い人が出てくることを、わくわくしながら期待しちゅうがです。
コメントする