遠州見付、裸祭り竹人形

遠州見付(みつけ)裸祭り竹人形


「ワッショイ!ワッショイ!」威勢のエイかけ声と大きな太鼓の音が今にも聞こえて来るがやないろうか?そんな錯覚を覚えるような躍動感のある竹人形達。遠州見付(みつけ)裸祭りを題材に竹を使って製作されているようです。


遠州見付(みつけ)裸祭り竹人形


それにしても、まっことイキイキとしちゅう。ひとつ、ひとつの竹人形が力強く動きがある。まるで意志を持っちゅうようぜよ。


遠州見付(みつけ)裸祭り竹人形


「こりゃあ、おまん、もっと押せ!押せ!」


あの人(竹人形)らあは、こんな台詞を叫びゆうようちや。見れば、見るほど迫力と物語を感じてしまう。引き込まれて熱気まで伝わってきそうやきにゃあ...。たまたま見かけた竹人形ながですが、季節はずれの夏祭りを楽しませてもろうた気分ぜよ。


蟠蛇ケ森

蟠蛇ケ森


蟠蛇ケ森と書いて「ばんだがもり」と読むがです。大蛇が美しい女の人に化けて惑わすいう伝説があるそうなけんど、まっこと、何か出てきても不思議やない様な気がしてくるちや。細い山道には慣れちゅうつもりのワシでも、こりゃあ、結構すごいにゃあ...車一台が通れる幅しかない曲がりくねった一本道ぜよ。どうして此処に来たくなったか言うと、今月12日にテレビ放映していただいた、BSジャパン「ふるさと元気プロジェクト」の番組冒頭で、ここから映された須崎市の景色が目に焼き付いちょったからながです。「おまん、足元ばっかり見よったちイカンぜよ」とも、「おまん、須崎の事を何か知っちゅうがかえ?」とも、言われゆうような気がしたがです。


けんど、こりゃあ気安く来れる所やなかったろうか?そんな事思いながら、ふと、木々の切れ間から眼下の景色をみたらこりゃあ見晴らしがエイ!頂上が俄然楽しみになってきたがです。



山頂にはベンチと見晴台が用意されちょります。見晴台の階段をあがって眺めたら、虎竹の里のある須崎市はもちろん、高知市内から津野町の風力発電の大きな風車まで一望やき。昨夜最終回やった大河ドラマ「龍馬伝」。登場する人達は、みんなあ本気で魅力的やった。大きな志があったちや。この土佐からあんな人達が生まれたかと思うたら、雄大な景色の中でワシは、こんまい(小さい)、こんまい。こんまいぜよ。


おかんじゃけ

おかんじゃけ


いよいよ面白いもんがあるちや。「おかんじゃけ」と言うそうながです。若竹を叩いて、叩いて、竹の繊維だけにして、まるで髪の毛のようやにゃあと思いよったら、案の定、お年寄りの方が言うには、小さい子供の頃、髪の毛に見立ててマゲを結う事もあったし、男の子達は武将が采配をふるうようにして遊ぶ事もあったそうちや。いわゆる、昔からある民芸品ながですけんど、静岡の洞慶院というお寺のお祭り事には先の部分を赤色、黄色、紫に染めたものが使われるいうことながです。


竹をこれだけ細くしてあるので、最初は割っているのか?と思ったのですがそうでは無いようです。割るわけではなく先の方から少しづつ「叩く」。地元の方から聞いたがです。えっ叩く?叩いて、こんな繊維質にしていくち、まっこと、どれくらい時間がかかるろうか?根気のいる仕事やにゃあ。感心する事しきりながです。


朝まで御所籠

御所籠


ただ者ならぬ雰囲気の御所籠ぜよ。この色合い、繊細な編み込み、籐かがり一目見て、ピンと背筋が伸びるというか、緊張感が漂うぞね。さすがに世界が認めた渡辺竹清先生の作品だけあって、圧倒的な、まっこと言葉はいらんような存在感。使うちゅう金具も、こじゃんと渋いにゃあ。


特に見てもらいたいがは籠の下半身。ふわりと優しくふくらんじゅう。何というラインやろうか?ちょうど手の平にのるばあの大きさ、見れば見るばあ引き寄せられる不思議な籠。ワシが、いっつも大事に大事にしもうちゅうけんど、夜中に見とうなってゴソゴソ取り出してきてから、机の上に出しでもしたら最後、最後、最後ぜよ。留め紐に使うちゃある目抜きのニワトリが、


「コケコッコーーーーーーーー!!!」


大きな声で鳴きだすまで、飽きもせんと眺めてしまいそうながよ。


新竹の季節

土場の虎竹


さてさて、今年も竹の山出しシーズン!新竹がそろそろ出だしたぜよ!この土場に広がっちゅう今年のニューフェィスを見とうせや!みんなあ若々しゅて、やる気にみなぎっちゅうぜよ。ほんで、この虎竹らは、ただ広がっちゃあるだけやないぞね。サイズ別、色づき別に細かく分けて並んじゅうがちや。けんど、何ちゃあ構わんぜよ。大きな者は、大きな者なりに。小さな者は、小さな者なりに。色づきのエイ者も、びっくと悪い者も、それぞれ自分らあなりの道があるがやきに。


新竹


おっと、この太いがの色づきのエイこと、エイこと。まっこと(本当に)こんな色づきのエイががおるち。俄然、やる気になってくるぞね!これから、寒うなる虎竹の里やけんど、ワシのハートは正反対じゃあ、熱うなるいっぽうながぜよ!


黒編みかごの金型

黒編み竹炭かご職人


朝晩こじゃんと寒い日がありますけんど、まだまだ日中は暖かいきに職人のおばちゃんも、薄着バリバリで頑張りよります!けんど、この手さばきは、見事やき、まっこと編み込みをはじめたら、サカサカサカ......。


ありゃりゃあ、びっくと(少し)余所見をしゆう内に早から出来あがっちゅうちや。冬場は、お客様のご自宅の窓も閉め切ることが多くなって、部屋の空気もこもりがちやきに竹炭を置いて、びっとでもリフレッシュしたい言う方が増えますきに、黒編み六ツ目竹炭かごをオススメしよります。この竹かごは縦長タイプと、平タイプが大小2タイプ。合計3種類のサイズがあるがですが、ぜんぶ、上フタが付いちょりますので格好がエイぞね。和洋どんなお部屋にも似合うようになっちゅうと思いよります。


金型


黒編みかごを、一日に何個も何個も編み込みますけんど、形が全部一緒ながはそれぞれのサイズに合わせて金型を作っちゅうがです。黒染めしちゅう竹ヒゴも、竹ヒゴで一回染めておいてから編み込んで形にしてから更に、もう一回染め上げる手間のかけよう。見えん所に職人技が隠れちゅうちや。こんな六ツ目かごを編んでくれるおんちゃんや、おばちゃんがおる限り、皆さんに紹介し続けていきたいと思うちゅうがです。




鳥の巣の椅子?

ヤチャラ椅子


北京オリンピックで鳥の巣と呼ばれよった、スタジアムの事は覚えちょりますろうか?ワシは、はじめて観た時から、ありゃあ、ヤチャラ編みやにゃあと、ずっと思いよりました。「ヤチャラ」言うがは、「やたらめったら」の「やたら」から来た方言やそうで、ヤチャラ編みは、乱れ編みの事ながです。複雑に編み込まれた編み込みは、職人の感性でひとつひとつ違うモノに仕上がります。花かごや、手提げかごバックに使われる編み方の一つですけんど、今回出来上がったのはなんと、椅子。虎竹ヤチャラ椅子ぜよ!


何年前やったか忘れましたけんど、テレビ番組「遠くへ行きたい」の取材で来られちょった女優の水木薫さんが、こじゃんと(とても)気に入っちょった椅子ながです。今回の椅子は高さもあるきに、どうじゃろうか?と思うて腰かけてみましたら、うんうん、竹特有のしなりがあるし、うんうん、エイエイ。軽うて持ち運びに便利やし、これも、存在感バリバリのオブジェのような椅子やにゃあ。


映画「バベル」に出ちょった?

千筋細工照明


「ええっ!?本当ながですか?」


ワシのエエ加減大きな声が、さらに大きゅうなったぜよ。映画「バベル」に出ちょったち...確かブラッド・ピットも出演しちゅう凄い映画やいか!?菊池凛子がアカデミー賞ノミネートされて話題にもなっちょった、あの「バベル」。そこに出ちょったち、まっこと凄いちや。ほんのワンシーンらしいがですけんど、この細い竹ひごで創作された照明器具が写っちゅうそうながです。


駿河竹千筋細工というて、それこそ千筋と言うばあやき、細い竹ひごを何本も何本も使う竹細工があるがです。このライトも、そんな昔からの技法を応用しちゅう、新しくデザイナーさんと一緒に製作したそうやけんど、こんな意欲作が生まれてきてハリウッド映画にも登場するらあという話は、こじゃんと嬉しいがぜよ。


千筋細工


竹枠にヒゴを差し込む穴が沢山開いちゅうけんど、この穴の角度が微妙で、穴開けのコツもあったりして、なかなか手間がかかる言います。自分らあだけの中からは、新しいものは出来ることは少ないがですが、違う世界の人や、モノや、もしかしたら出来事と掛け合わせて考えたら、もっと、もっと可能性のある面白いものが生まれて来んろうか?いや、きっと来るはずぜよ。来るはずじゃあ。


レシート入れ

喫茶店のレシート入れ


「これ、これ、このレシート入れる筒の事ちや」


ワシが喫茶店のレシート入れを指さしゆうけんど、実はもう何年も前の事、東京のホテルの喫茶コーナーに数人座わったがです。コーヒーを運んでくれたウェイトレスさんが、持ってきたレシートを、くるくると丸めて立てた筒。テーブルの中央にあった筒。そうやき、このレシート入れが虎竹やったがです!


「これが虎斑竹ぜよ、ワシんくの竹やきに。日本で、ここにしか無いがぜよ」


そう言うて周りの人に見てもろうたがです。みんなあが、


「初めて見た...」「知らんかった...」


口々にそう言うがを聞いて、こんな東京のど真ん中で堂々と使われいうに、誰も、この虎竹の事を知らん......!こりゃあ、まっこと(本当に)日本唯一の虎竹の事を、ワシらあの仕事の事を、もっと、もっと知ってもらわんとイカンと思うたがです。あれから何年たったろうか?まだまだ虎竹の事も、竹の良さの事も、これからぜよ。こじゃんと、やらなあいかんがです。


炭ペレット

炭ペレット


明治チョコベビーとは違うぞね。形と色が妙に似ちゃあるけんど、違う。ほいたら一体何やろうか?実は、これ炭にほんの数%のカルシウムなど無機質をまぜて、ペレット状にしたものながです。均一の大きさやし、炭の粉など汚れの心配がないきに、今まで以上の用途の利用ができるがやないろうか?チョコベビーも昔からあるロングセラーやけんど、このペレットも、これからの商品づくりで沢山の方に支持されるようになりそうなと思うちょります。


日本ドキュメンタリー動画祭、佳作ぜよ

日本ドキュメンタリー動画祭


びっくと遅うなったけんど日本ドキュメンタリー動画祭の報告ちや。けんど、佳作言うたち大したもんぜよ。そりゃあそう、そりゃあそうちや。なに言うたち110社を越える応募があってそのうち、短い動画部門のベスト3に入ったがやき、大したもんやと思うちょります。ご覧いただいて応援してもろうた皆さん、まっこと、ありがとうございましたちや!日本財団さんから電話がかかってきてから、


「ノミネートに残っていますので、是非東京にお越しください。」


こう言われた時から、当日の発表までドキドキ、ワクワク。こじゃんと(とても)楽しませてもらいましたちや。今回の反省点らあも一杯ありますぞね。大林宣彦監督の暖かいお言葉、総理府から駆けつけていただいた下村健一さんのまっこと、ズバリの的確なアドバイス。おおきに、ありがとうございます。来年はもっと、もっとエイもの作って再度チャレンジしますきに、待ちよっとうせや~!


久米信行さん


久米繊維の久米信行さん、日本財団会長の笹川陽平さんなど、ふだんお目にかかれん方々ともご一緒させてもろうて、有意義な時間を過ごさせてもろうたちや。その日のうちに帰らんとイカンかったきに、普段は行ったことのない官庁街で道に迷いながら行ってトンボ帰りしたがやけんど、わざわざ東京まで行った甲斐がありましたぜよ。




虎竹バレッタ

虎竹バレッタ


先週のテレビ放映は、まっこと沢山の方にご覧いただいて、ごじゃんと(とても)反響があって嬉しかったちや。まっこと、まっこと(本当)。えっ?観てくれちょりませんか?BSジャパン「ふるさと発元気プロジェクト」言う30分番組に取り上げてもろうちょったがですちや。


ほんで、その番組の中で竹職人さんとワシが、虎竹のバレッタの試作について話をしゆう場面があったきに、気の早いお客様からは、お問い合わせを何件か頂いちゅうけんど、実は、まだ出来ちょりませんぞね


そもそも気にいった商品に出来上がるかも、まだ分かっちゃあせんがです。けんど、その雛型となるものは出来ちょりまして、それが、この写真ぜよ。「これは、エイ、自信をもってオススメできる」と言うことになりましたら、すっと(すぐに)ホームページに掲載させてもらいますきに、もう、びっと(少し)待ちよっとうせ。


腕が鳴るぜよ!

竹運搬機


虎竹の竹林への道すがら、防水シートをかぶって出番を今か今かと待ちゆうがは、そう!運搬機ぜよ~!と、大声で言うほどの事でもないけんど、長い虎竹でも運べるように特別仕様に改良した運搬機は、細うて険しい虎竹の里の山道には無くてはならん最強の助っ人ながです。


あっちの山でガタガタガタ......


こっちの山でガタガタガタ......


急な傾斜でも、ゆっくりと、けんど楽々と、音を谷間に響かせて登っていく。おっと、早から竹林の陰に隠れて見えんなるちや。その後ろ姿は、まっこと(本当に)心強いが違う。オフシーズンには働き場所がなくて、びっくと手持ちぶさたやったかも知れんけんど、いよいよ竹の季節が始まったきにゃあ。竹の山出しぜよ。こりゃあ腕が鳴る鳴る、虎竹運搬機の出番ぜよ!!!


一閑張りかご

一閑張りかご


こじゃんと(とても)頑丈な角かごやけんど、屋外だけや無くてもっと、実用的に家の中で使えるようにしたいちや。


一閑張り


そう思うてから、内側に一閑張りの加工をしてみたがです。これやったら脱衣かごとして使うても、衣類をいためることがないし雑誌や新聞の整理から小物やち入れやすいぞね。こうして出来た真竹一閑張りかご。


一閑張りかご


竹ならではの自然な感じが、やっぱり好きちや。持ち手もあるき、移動もスイスイやきに。


夫婦箸の裏話

夫婦箸


昨夜のテレビ番組BSジャパン「ふるさと発元気プロジェク」トはご覧いただきましたろうか?実は裏話ながですけんど、撮影に来ていただいていたスタッフのお一人が、ご結婚されたばかりとの事やって、3日間の虎竹の里での取材で虎竹をすっかり気に入ってくれて、撮影の最終日に竹の夫婦箸セットを購入されたがです。


テレビ放映を観ながら、そんな事を思い出しよったら、そうそう、ちょうど今月の22日は11月22日(いい、ふうふ)、いい夫婦の日ながですちや。年に一回しかない、いい夫婦の日やき、(年に一度しか仲が良い日がなかったら大変やけんど)節があって、まっすぐに天に向かって伸びる、縁起もエイ竹のお箸をご夫婦でそろえられたらどうですろうか?


今夜テレビ放映「ふるさと発元気プロジェクト」

虎竹の里


いよいよ今夜テレビで放映されますぞね!!!虎竹の里では、おじいちゃんからおばあちゃん、よちよち歩きの小さいボクちゃんまで、そうじゃあ、そうじゃあ全員集合!9時54分だよ!全員集合じゃあ!なんせ、30分もの長時間の番組やきに、そりゃあ、準備も大変やったちや。まず、下見にプロデューサーいう方が来ちょったけんど、なんと、内職さんやら、竹虎の工場やら日本唯一の虎竹の竹林まで2日間も居てくれよりました。

BSジャパン「ふるさと発元気プロジェクト」下見の様子


ほんでから、カメラマンの方など取材クルー言うがやおか?数人で撮影に来られてから、なんと、これがまるまる3日間!合計で5日間も撮影してもろうたがぜよ。ちょうど撮影の最中には、たまたまやけんど、遠くイスラエルからのお客様も来られて、カメラと一緒に竹細工をやりゆうところを見学してもろうたちや。


そんな様子もたぶん今夜の放映には映っちゅうと思います。ワシらあ竹虎を中心として、日本唯一の虎竹の里に暮らすみんなあの事、50数年この道一筋の職人さん、手仕事が楽しい言うおばちゃん、三代に渡って山で竹伐りしてくれゆう、おんちゃん、色々なことを知ってもらえる又とない絶好の機会じゃきに、何回も言うようなけんど今夜9時54分はテレビの前に全員集合じゃあ!


おっと、そうぜよ、そうぜよ。忘れるところやったちや。BSジャパン「ふるさと発元気プロジェクト」という番組ぜよ。ワシはいっつも言いゆうろう?田舎からの、地方からの小さいけんど、ワシらあにしか事でみんなあに喜んでもらう、元気になってもろう、そんな思いをお伝えしたいがぜよ!


竹プレート

竹プレート


竹プレート(札、タグ)いうたち携帯電話に付ける事のできるストラップのサイズから、一升瓶ばあ太いボトルに付ける竹札、あるいはホテルのキーを付けるような長いものまで色々ながです。知っちょりますか?竹は筍から親竹とおなじ20メートルばあの高さに成長するがに、たったの3ヶ月しかかからんがです。どうぜよ?驚きましたろう。


そんな成長力のある竹やきに、どんどん人の為に役立つように使われたいがです。木は伐ったら植樹せんとイカンですろう?けんど、竹はどうじゃお。何と、地下茎でドンドン伸びて、伐ったち、伐ったち、毎年生えてくるがちや。地中の見えないところで、みんなあが仲良く、しっかりと手を握りおうちょります。ほやき昔から言われる事に、


「地震の時は竹藪ににげろ」


これは、根がそれだけ四方八方に伸びて、網の目みたいになって地面自体が非常に堅固やという事ながです。まっこと、エコな素材。21世紀は竹の時代やとワシは思うちゅうがです。


竹の鍋敷き

竹鍋敷き


最近、B級グルメは注目されちゃあしませんか?なんか、色々と話題になっちゅう気がしますけんど、何を隠そう地元の須崎市にも実はあるがですよ、B級グルメ。それが、鍋焼きラーメンちや。「うどん」じやあありませんぞね「ラーメン」やきに!人気のお店らあは開店前から行列のできちょって、日曜日らあは、とても行くことができんばあぞね。鶏ガラスープと硬めのストレート麺が特徴ながですが、何と言うたちアツアツの土鍋にラーメンが入ってくるきに、鍋敷きは必需品ちや。


さて、ようやっと話の出ました鍋敷き。今日お話したいがは新しく紹介しちゅう竹の鍋敷きやけんどまあ、鍋焼きラーメンに限らず、日増しに寒くなってくるこれからの季節は、鍋料理の恋しゅうなるシーズンちや。みなさんのご家庭じゃあち、鍋敷きの出番が多くなることやと思いますけんど、こんなシンプルな竹の鍋敷きもエイですろう。


別誂えの玄関すのこ

黒竹すのこ


玄関が、ちょっとした料亭みたいになった。そんな嬉しい事を言われるお客様もおられた玄関すのこ。別誂えのサイズの多いがも玄関すのこぜよ、そのお家、そのお家によって、広さも、高さも違うき考えたら当然ながです。今回の玄関すのこ長さが結構ながい別誂えちや。


これから寒くなるのに、季節はずれ?いえ、いえ、竹皮草履と同じで足が喜ぶがにはシーズンは無いがですきに。材料の黒竹は、この道50数年のベテランのおんちゃんが製造しよります。




最優秀実践者賞受賞したぜよ!

最優秀実践者賞受賞


ワシは竹の事しか知らんがですけんど、インターネットに出会うてから、まっこと(本当に)運がエイことに何ちゃあ分からんままに、いろいろな賞をいただいたりして、自分らあの力以上の評価をしてもろうちょります。


ひとつ、ひとつが大切でかけがえのない受賞やけんど、昨日、OSMC全国実践会でもろうた最優秀実践者賞は、ずっと、あんな賞がいただけるような店になろうちや!ここで評価されるような店舗運営をせんとイカンちや!と、ずっと思うて来た、まっこと(本当に)大きな、大きな大賞ながです。


大賞受賞宴席


OSMCち何ぜよ?と言う方もおられると思いますけんど、オンラインショップマスターズクラブの略で、実は、ここは、ワシの心の古里みたいな場所ながです。お世話になった方も、尊敬する方も、大好きな方も、いっぱいおる、いつも帰る場所ぜよ。そうじゃ、お盆に、お正月に帰省するような場所ぜよ。


タイガーアンドドラゴン


まあ身内の前で宴会芸するがやったら、そりゃあ、オマン頑張ってやらなイカン思うて、虎の格好して出ていって一曲唄わせてもろうたちや。手に持っちゃあかるがは、当然、虎竹。タイガーアンドドラゴンにのせて


「オレの虎竹買え~~~~~♪」


虎が虎竹を持っちゅうがぞね




ビデオも用意してバッチリ撮っちゃあるつもりが、終わって聞いたら


「すみません、スイッチ入っちょりませんでした...。」


竹虎社員


こりゃあ~~~~~~!


ワシはスイッチ全開やったに~~~~~~~~~~~~~!


まあ、大阪まで行って、社員も喜んでいたし、良かったろうか。高知のみんなぁからもビデオメッセージが届いちょって壇上で男泣きしてしもうたちや......。




ダナーブーツ

ダナーブーツ


アメリカのワークブーツメーカーのダナーは知っちょりますか?今はアウトドアの定番とも言われよって、インターネットで見ても、ビックリするばあ種類も豊富にあるけんど、ワシが友達に教えてもろうた20数年前は、ダナーブーツ言うたらこのタイプ一つしかなかったように思います。


竹屋の仕事は、こじゃんと(とても)キツイ肉体労働で、重たい竹の束が足の上に当たることも多いきに、つま先に鉄の入った安全靴を履きよりましたけんど、2足ばあ履きつぶした頃にもっと軽うて、丈夫なブーツを履きとうて探しよったがです。そこで、教えてもろうたのがダナーちや。聞いたとおりタフで、夏でも冬でもガンガン履ける。水にも強い、汚れにも強い。急斜面の竹林でも、竹に囲まれた工場でも、まっこと(本当に)頼もしい相棒やったちや。


底がすり減って登山靴メーカーに底を貼り替えてもらう頃には、履きこまれて、キズだらけになって、すっかり風格ができて、ジーンズショップの店長が店のディスプレイにしたいき譲ってくれんかよ言うばあやったぜよ。最近は雪駄か龍馬ブーツばっかりで、あんまり履く機会もないけんど、このダナーを下駄箱から出して手入れしよったら、山で竹を伐りだしよった頃、竹細工を色々な職人さんに、いっぱい教えてもらいよった頃、こじゃんと思い出されて知らん間に時間が経つがです。


壁画発見

竹職人の壁画


どこかの洞窟に壁画が残っちゅう言いますけんど、この壁画は一体なんやうろか?まあ、壁画いうほどのモノでもないけんど、壁に書かれちゅう事は一緒やし、何やら円柱形の形の絵も見えよります。


実はこの絵は、竹かごを編む職人さんの作業場の壁に書かれた絵。メモ帳が無くなったらしくて、竹かごのサイズを忘れないようにチョークでコンクリートの壁に、しっかりとサイズを書きとめているそうながです。けんど、これやったら、あのメモ書きをどこへやったろうか?と、探すことは無いがちや。


虎竹茶の笑顔

虎竹茶葉


「ほぉ~、これが虎竹茶の葉かね」


「たまるか、これでお茶にしちゅうがかえ......」


いつも見慣れちゅう珍しくもない竹の葉をしげしげと見つめながら、おばちゃんらあは話よります。


虎竹茶


澄みきった虎竹茶


「まあ、一杯飲んでみとうせや」


笑顔


まっこと、この笑顔。これだけでも作った甲斐がある言うもんぜよ。




出てこい高知の星

伊野商業の生徒さん


地元の伊野商業高校の生徒さん30数名が見学に来ちょりました。実は、一回授業で行ったことがあるクラスやきに、ボツボツ見た顔もあるがやけんど、今日は、話だけでは分からんきに、実際、日本唯一の虎竹をこじゃんと見てもらおうと思うちゅうがです。まず、本店の前に出て虎竹の里の説明ぜよ。


「ここから見えちゃある、谷間でしか虎竹は出来がです。」


「そう、そこなトンネルから、焼坂のトンネルまでの間やきに。」


竹虎工場


工場に入ってから実際の虎竹を見てもらいます。普通の山にある竹との、一目瞭然の色合いの違いに生徒さんも納得顔ちや。


虎竹油抜き


ガスバーナーで仕事しゆう職人さんの横で、ゴーゴーと音をたてるバーナーの音を聞いてもらい、油抜きされて見る見る色目か変わって、虎の模様が浮かび上がる虎竹を見てもらい、まだホクホクしゆうような熱い虎竹に触れてもらい、糖質の多い竹があぶられる甘~い香りを、ワシらあが子供の頃から親しんで懐かしい香りを、胸いっぱい吸いこんでもらい、虎竹を五感で体感してもらうがぜよ。


伊野商業生徒さん


けんど、伊野商業の生徒さんらあは、まっこと真面目ちや。これっぱあ、おったら一人、二無駄話をしたりもしそうなけんど、誰っちゃあ話もせんと耳を傾けゆうがです。ノートを取る、ひとり、ひとりの顔も真剣ぜよ。こんなに虎竹の事を聞いてもろうて嬉しゅうなるがちや。


商品説明


竹虎の商品を、それぞれのチームに分かれて、実際にお客様に紹介できるページ作りの研修をする予定ながです。竹虎の事もびっくと知ってもろうたし、今度は、自分らあがお客様に紹介する商品の事を詳しゅうに聞いていきます。この中から、将来の高知をこじゃんと情報発信してくれる若い人が出てくることを、わくわくしながら期待しちゅうがです。

真っ黒!?龍馬バーガー

竹炭パン


ちょうどお腹の空いてきた3時のおやつ時。ホクホク焼きたてパンのいい香りが竹虎の工場に漂うがです。ところが見てびっくり!


「真っ黒やいか~~~!?」


竹炭入りのパンやお菓子には少々慣れている竹虎の社員じゃあち、あまりの黒さに仰天ちや。


「これは、深みのある黒やねえ」


けんど、一口づつ分けおうていただいてニッコリ。ふっくら、ふわふわで美味しいが違うぜよ。ようよう聞いたら、最近、魚どころ地元須崎市の魚を使うた龍馬バーガーと脱藩ドッグなる新名物があるがやけんど、このパンに竹虎の竹炭パウダーを使うてくれるそうながやき。こりゃあ、文字どおりハンバーガー界の黒船やないかえ!?まあ、けんど、まっこと(本当に)うれしいちや。鍋焼きラーメンみたいにご当地グルメになるように、こじゃんと応援せんとイカンぜよ。


宇三郎の海

宇三郎の海


ひじいちゃんよ、ひじいちゃんの見た海はどんなんやったぜよ?


空を見上げたら、すっかり秋やけんど、こっちは見えゆうかよ?ひじいちゃんよ、当時の虎竹の里は細い曲がりくねった山道があるだけの、まっこと、陸の孤島みたいなところやったがやないかえ?


大阪から遙々瀬戸内海を渡り、高い山に囲まれた、お遍路さんも、こじゃんと(とても)難儀する、交通の難所とも言われたこの地に、ひじいちゃんは何を求めてやってきたがぜ?なんぼか、遠かったろう。どれっぱあ、時間がかかたろうか?どれっぱあ、しんどかったろうか?どれっぱあ、辛かったろうか?


けんど、ひじいちゃん、オマン偉いちや。熱いぜよ。一人でやってきて、ここを虎竹の里にした。あきらめんかった。この海から虎竹を船積みした、ひじいちゃんの見た海はどんなんやったぜよ?ワシも、何ちゃあ分かっちゃあせんけんど、ひじいちゃんみたいに、おじいちゃんみたいに、おやじみたいに、ここから同じ海を見るがぜよ。ほんでから、ワシも同じ海に漕ぎ出しよりますぜよ。


そうじゃあ。まっことじゃ。行き先らあは分かっちゃあせん。けんど、行った先に、何ちゃあ無くてもエイがちや。ひじいちゃんが見た、海がみたいだけながぜよ。