「どうで、エイろうがえ?」
工場長が試しに座ってみているのは、新しく出来た虎竹スツール。竹を編んだもので、これくらいの大きさになったら、さすがに、それだけでも存在感があるちや。ましてや、虎竹。その風格たるや、まっこと、まっこと、工場長や無くても座ってみとうなるがぜよ。
下がシュッとしぼまったリンゴみたいな、まるみのある優しい形といい、おおの、こじゃんと気にいった。びっくと(少し)広めの部屋やオフィスでもエイけんど、ひとつ、ふたつ、こんなスツールがあったらそりゃあ、たまらんぜよ。日頃、竹細工はイヤ言うばあ見て、触りゆう店員も、ビックリして近寄って興味津々ながです。
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