36年前のワシぜよ

36年前の安和小学校


一昨日の6月28日の高知新聞に、まっこと、こじゃんと懐かしゅうなる記事が載っちょりました。誌面中央で、竹馬にのって遊ぶ小学校の生徒たち。ややっ!?安和小学校とな?こりゃあ、なんちゅう懐かしい!今は校舎も何ちゃあなくなっちゅう、思い出の中にある昭和49年の安和小学校ながです!


ほんでから、なんと、なんと、よう見よったら、「ありゃあ?後に写っちゃあるがは順ちゃんやにゃあ」「となりは、新ちゃんに変わらんちや」「左奥は、ちかちゃん」「ひとし君もおる」「右端は、妹と同級やった稲子ちゃん」なんと、知った顔ばっかりながちや。ほんで、なんと、なんと、なんと、一番前で足をかけて今にも竹馬にのろうとしゆう、そのちびっ子こそ36年前のワシぜよ!!!「ひと昔前盛んだった竹馬が"復権"。休み時間や放課後ともなると、ごらんの通り」竹の産地を活かした試みだったようです...。と新聞記事にはあるがぜよ。


「...竹の産地を活かした試み...」まこと、ワシの右手をよう見とうせや。(ワシ言うたち、ずっと昔の可愛いボクちゃんの事ぜよ)まっこと色づきのエイ、こじゃんと立派な虎竹ぜよ。あんまり懐かしいもんやきに、高知新聞さんに問い合わせさせてもろうて、写真を大きいサイズで焼いてもらうことにしましたちや。校舎の後に写っちゅうがは虎竹の古里焼坂の山。今も昔もこうやって黙って見守ってくれちゅうがやにゃあ。おおきに、おおきに。まっこと、ありがとうぜよ。感激して大きい声で叫びとうなったちや。


インテリアスタイルBOOK

インテリアスタイルBOOK


インテリアの本に掲載してもろうたがは、黒編み竹炭かごちや。昔ながらの土窯で焼いた竹炭のバラを、2キロいれて販売しよりますが、梅雨時の今ごろは、消臭用や調湿用に人気があるがです。この本にも「和の演出」という事で取り上げてもろうちょりましたけんど、もちろん、和風もエイですが、今風の洋風のお部屋にも、こじゃんと(とても)似合いますぞね。


黒編み竹炭かご


竹炭がいっぱい焼けてきましたきに、「蒸すけんど、頑張るぜよ~」梅雨の晴れ間に玉の汗をかきながら職人さん。黒編み竹炭かごを作りゆう最中ながです。


古い蚕かご

蚕かご


実はワシも小学校の頃、近所の農家さんから頂いたか、どうやったか成り行きらあは忘れてしもうちゅうけんど、蚕を飼いよった事があるがです。蚕がペットち、渋いですろう?平たい竹ざるを母親から借りて、近くのおばちゃんから聞いてもろうてきたエサの桑の葉を、ムシャムシャすごい勢いで食べよった事を覚えちょります。


先日、たまたま行きあたって見つけた丸い竹かごも、実は蚕を飼うのに使ったいたものやそうちや。長方形の平かごが多いと思いよりましたが、こういう丸型のかごもあるがです。蚕を大切に大切に飼いよったという事を、前にお年寄りから聞いたことがありますけんど、寒い季節には暖かな空気のたまる天井裏に蚕専用の棚を作ったりもしちょったみたいです。


天井裏に置いちょくもんですきに、囲炉裏の煙にいぶされたがやろうか?年期の入ったエイ顔になっちゅうがを見よったら、妙にそのままにしちょけんきに、何にする訳やないけんど、「全部もろうてエイですか?」言うて、いただいてきたがです。まあ、こうやって見よって、小さい頃のことを思いだしたり、渋い色つやに風雪を感じたり、まっこと、それぱあだけじゃあち値打ちがあるちや。


不思議な竹

不思議な虎竹


「いや~社長、顔が気持ち悪いです!」と、言いゆうがでは無いぜよ。ここは、いっつも話しゆう牧野植物園。虎竹を移植したところやけんど、「虎の模様が、のうなっちゅうろ?(無くなっているだろう)」不思議な事やけんど、虎竹は安和の虎竹の里から他に移しかえたち、うまいこと色づきせんがです。百聞は一見にしかずやきに、今日はお休みの方も多いですろうし、龍馬ブームで夏休みらあに高知に来られるお客様。牧野植物園もこじゃんとエイところやきに、いっぺん見にきとうせや!高知市内から、すぐの五台山の山の上ぞね。忘れんとってや~。


まっこと、その通りぜよ!

草取り椅子


庭の雑草を取りゆう人はおりますか?もしおったら、ワシの話にも膝をうって、「まっこと、その通りぜよ!!!」と、土佐弁やのうたち(土佐弁ではなくても)、こう言うてくれると思うがです。太陽はサンサンと照る、雨が降る、また、太陽が照る。そうやって、ほんの何日かすると、「ええっ!?いつの間に生えたがやお?」「この前、雑草とったばかりやに...!」こんな思いをされちゅう方は多い事ないですろうか?まっこと(本当)草の生えるスピードち早い。こじゃんと(とても)早いです。


草とり椅子を使う


さて、そんな時に、この草とり椅子。もともと農家さんの苗代で成長させた苗を選る仕事のときに、ずっとしゃがんで作業せないかんき、びっくと(少し)でも楽になるようにと、昔から使われちょった竹製の椅子ながです。今は庭の草取りが主やけんど、今時分にピッタリのお役立ちグッズぜよ。


古いポスター

笑顔


「昔は国際線の機内でも使われとったんやで」誇らしげに話してくれる職人さんの顔は、まっこと輝いちゅうぜよ。色のあせかけた古いポスターには、笑顔のスチュワーデスさんが確かに竹かご持っちゅうちや、使いゆうちや。


ほんまに飛行機の中やいか!こりゃあ、すごい!すごい!竹かごがピカピカのスターやった時代、今日は、まっこと楽しい話を聞かせてもろうたちや。おおきに、ありがとうございます。けんど、竹がピカピカに光りだす。そんな時代をワシらあが作らなあいかんにゃあ。出番が少のうなりつつある竹が、また、みんなあの役にこじゃんと立てる時代を目指さなあいかんがです。


国産竹割箸の思い

国産竹割箸


けんど、まっこと竹ばあ使いがいのあるもんはないぞね。なんせ、この前まで、タケノコやった思いよったら、しばらくぶりに竹林にいったら、早から十数メートルも伸びてから立派な竹になっちゃある。これっぱあ、成長が早うて、地下茎でドンドン新しく生えてくるもんは他にはないぜよ。人が植えることもなく、もちろん、肥料らあも必要ないきに手間も何ちゃあいらんがです。


四国、九州、中国地方...。西日本には太い良質の孟宗竹がいっぱいあるけんど、実は十分に有効活用されちゅう訳やないがです。ほやき、こんな竹を何とか使いたい。国産竹割箸の復活になった思いを聞いたら、まっこと(本当に)共感できますちや。


ワシも前に竹割箸を作りよったいう所を、何カ所か訪ねたことがあるけんど、もう機械も錆びてしもうて使えんようになっちょったがです。せっかく再開した割箸工場です。お客様からしたら、この竹箸を使うことで日本の竹林の保全に、びっと(少し)でも関われることになるがですきに。国産割箸を知っともろうて、利用が広がったらエイにゃと思うちょります。


背負いかご、背負うたら

背負いかご


編み上がってきたばっかりの背負いかご。びっくと背負うてみちゃおう思うて肩をいれたら、おおの、背中当たりもエイ。別に用事もないけんど、このまま山か畑へでも行きとうなりましたちや。「おまん、どこへ行っちょったぜよ」帰ってきて、づかれた(怒られた)けんど、何となく嬉しゅうて、田んぼのあぜ道歩きよったらついつい遠くまで行ってしもうたがやき。まあ、そう言いなや。


びっくと高い下駄

びっとヒール下駄


土佐弁で、ぴっと言うたら「少し」という意味ぜよ。ほんで、この下駄はヒールが少しだけ高いもんやきに。英語のBitと土佐弁とかけて、Bit(びっと)ヒール下駄と呼ぶことにしたちや。こじゃんと、りぐった(吟味した)国産の杉材を、昔ながらの製法で一足、一足手作りしゆう下駄メーカーさんが作りよります。


最近の若い人は足がすっと痛うなるきに、鼻緒も広いきにエイがやないろうか?楽しい縁日やら花火大会は可愛い浴衣でお出かけしてもらいたいけんど、足元もこじゃんとキメとうせや。そうじゃ、そうじゃ。ジーパンらあにも似合いますぞね。


親子三代

山頂より


まっことエイ街ぜよ。陽当たりが良うてぬくいし、温泉はあるし海が近うて、山の緑も最高ぜよ。「ここに、家を建てて住たいねんけどなあ...」おじいちゃんの大阪弁をいっつも思いだす、そんな別府。


渡辺先生作品


来たら立ち寄らせてもらう渡辺竹清先生のお宅。今日もいろいろ先生の作品を見せてもらいよったがです。「最近は、盛り皿をつくる事が多いんよな」まっこと、丸から四角から八角まで、見よったらため息がでるがです。芸術品のような編み込みの細さに圧倒されるちや。


渡辺竹清先生作竹皿


さすが、ニューヨークの超有名宝石店T社が認めた世界の技ぜよ。


渡辺竹清先生作竹皿


「先生、この模様は編む前に絵に描いちゅうがですか?」「いぃや...」竹清先生は頭を指さすがです。


「ここ...」


「ほいたら先生っ!最初から、この出来上がりの模様が見えちょりますか!?」


「ああ...」


先生は煙草の煙をくゆらせながら、大きく頷くがです。まっこと、凄いちや!完成した編み目模様が頭にできちゃあるち!「ううん.........。」うなる事しかできんぜよ。


渡辺竹清先生


「それ、ひとつ持って帰り」「へぇ......?」ワシが手にして見よった竹皿を、なんと、頂けるというがです!親子三代、ずっとお世話になっちゅう渡辺竹清先生の工房。ここが居心地ようて、好きながは、祖父の面影を感じるきかも知れん。ここにおったら子供の頃に帰れるような気もするがです。


「おじいちゃん、先生にこんな作品もろうたちや」「帰ったらワシにも良うに見せてな」夜空の星のあいだから、そんな声がきこえてくる気がする帰りのフェリーぜよ。


ゴジラと戦かわんぞね

梅干しざるなら


こちら高知は梅雨入りしましたけんど、この梅雨があけた晴れ間に梅干し漬けちゅう方は土用干しをするかと思います。土用干し用の竹ざるやったら、昔から使われちゅうエビラが絶対オススメちや。マンションのベランダとか、広うない場所でも使いやすいハーフサイズを今年から作っちゅうぞね。えっ?エビラはご存じないろうか?いやいや、違うちや、違う。ゴジラと戦う怪獣の名前じゃあないぞね。母方の実家はい草らあを作りゆう農家やったけんど、遊びにいったら庭や縁側に同じような篭をならべて、いろいろ野菜を干したりしよった覚えがあるがです。


蚕を飼うがによう使いよったいいますけんど、その他にも、干し大根つくったり、お茶を干したり、昔から普通に使われきた平かごの事やきに。日本全国いろいろな所にやっぱり似たような道具があるがやけんど、おっと、ここな台所にも。あるちや、あるちや。けんど、さすがに東北ぜよ。ここのあたりは真竹らあ大きな竹はないきに、スズ竹いう細い丈夫な竹でエビラを作っちゅう。


「もう作る人が、おらんがですか?」


残念やにゃあ、編み込みが綺麗なし。まっこと(本当)これも、エイににゃあ。


アンファンの夢

Jolie/Bonne(ジョリ・ボンヌ)


アナスイ(ANNA SUI)とコラボ言うたち、竹虎のことじゃあありませんぞね!まず、はじめに断っちょかなあいかん。コラボしたがは、高知出身の知り合いのお菓子メーカー、アンファンさんぜよ。海外のびっくりするばあな有名なところと、どんどん手をにぎって一緒にやりゆう、世界に向こうて羽ばたいちゅう、今の大河ドラマの「龍馬伝」やないけんど、土佐の生んだ現代の海援隊かも知れんちや。


おっと、そう言うたら、そもそも「アナスイ」を知っちょりますろうか?ええっ?知っちゅうがですか?そうかよ、そうかよ、それはおみそれしましたちや。ワシは「アナスイ」は「穴水」と書くとずっと思うちょったきにゃあ。ほんで言うたがです、


「室戸の深層水やったら飲んだことあるけんど」

「穴水いうたら、どっかの洞窟の水かよ?」


まあ、この程度の認識やったがです。アナスイが人の名前で、こじゃんとお洒落なファッションブランドとは、まっこと知らんかった。げに、めんどい(恥ずかしい)が違う。けんどワシらあも竹をたずさえて、広い海を渡ることがあるろうか?まっこと沖を流れゆう黒潮の向こうにも、果てしない夢が広がっちゅうちや。おもしろい、おもしろい。げに、まっことおもしろい。


虎六ツ目弁当箱

六ツ目弁当箱


白竹に虎竹をびっくと(少し)入れて作った、編み目の粗い六ツ目弁当箱。今の季節にぼっちりの弁当箱やけんど、白竹と虎竹のコントラストがエイですろう?綺麗な小判状の形になっちゅうがは、実は太めのステンレス針金の型があって、それに竹を合わせて作っちゅうきながです。このステンレスの型づくりひとつ取ったち、職人さんの工夫があって、同じ形の型が早くできる機械まであるがちや。しょう、まっこと(実に本当に)、モノづくりは奥が深いぞね。


虎竹の里へのお客様

バスガイドさん


こりゃあ、べっぴんさんが揃うちゅうよ。今日は新入のバスガイドさんの研修じゃあいうて、愛媛から来られた皆さん。日本唯一の虎竹のことをように見ていってからバスの中で説明しとうせや。


北見からのお客様


北海道に北見市いうところがあるがです。実は高知から移住された方が多いということで高知市と姉妹都市になっちょって、以前は年に一回、北見のデパートに高知の物産展で、お邪魔させてもろうてました。確か、高知が半袖でも、向こうの空港についたら寒うて寒うて、それも、そのはず。道路脇には雪が高く積まれちょった覚えがあるがです。そんな北の大地から、ご夫婦でわざわざお越しいただいたお客様。


石川からのお客様


石川県から御簾垣をご自宅にやりとうて、実際の竹も見とうなったと、立ち寄られたお客様。


広島からのお客様


お知り合いの方から聞いた言うて、広島から橋を渡ってお越しいただいたお客様。


熊本大学の先生


大学の先生は熊本から来られちょりました。まっこと(本当に)色々な方が全国から虎竹の里にやってきてもろうて、ありがたいですちや。


温泉かご(湯かご)

湯かご


いやいや良かったぜよ。久しぶりの温泉で、ゆっくりリラックスしたちや。朝は天気がよかったきに近くをぐるり~と散歩してから、帰ってきて、またお風呂。まっこと(本当に)極楽、極楽やにゃあ。おっと、温泉いうたち、遊びに行っちょったがじゃあないですぞね。たまたま泊まったビジネスホテルに、なんと、温泉が付いちょったがです。海沿いやきやおか?湯船につかったら磯の香りがするがちや!そうそう、フロントの人に聞こう思うちょって、忘れて帰ってきてしもうたちや。


まあ、けんど、ビジネスホテルじゃあち、老舗の高級旅館じゃあち、大浴場まで部屋から歩いて行くことには変わらんと思うがです。そんな時に、お風呂のちょっとしたグッズを入れて運べる、こんな温泉かご(湯かご)が便利ながぜよ。涼しい感じで、エイですろう?これが繊細な竹ひごで編んじゅうき、ソフトで持ちやすいがちや。浴衣には、まっこと、ぼっちり(ちょうど)じゃあ。


集成材工場の炭化釜

炭化釜


「これが、炭化釜ちや」竹の集成材を加工しゆう工場で見せてもろうた炭化釜はなかなか立派やったがです。いろんな所に炭化設備があるけんど、これっぱあ大きい釜はあんまり見た事ないがです。


えっ、なんで炭化するがち?炭化加工は高温と圧力で竹を蒸し焼きみたいにする加工やけんど、こうすることによって、防虫効果、防カビ効果が高うなるがです。焼きを入れるけんど言うたら自然の竹そのままやきに安心ぜよ。お箸やら、トングらあ調理道具は台所まわりで使うきに湿気も多うてカビやすい。ほやき、ほとんどが炭化加工された竹を使うて製造されちゅうがです。


竹皮スリッパな社長さん

竹皮スリッパお客様


ワシも映画はこじゃんと好きやけんど、なかなかホームシアターまで考えたことはなかったです。けんど、ここ福井にあるシアターハウスさんで、でっかい画面の映画を観せてもろうたらたまげたぜよ!まっこと、声もでんかったちや。こじゃんと、綺麗な画面になっちょりますねえ、最近のがは。しかも、プロジェクターらあも値段がさがっちゅういう話です。まっこと田舎にばっかりおりますきに、知らんことばっかりぜよ。吉村社長さん、教えてもろえておおきに。


竹皮スリッパお客様


ほんでこの方は、まあ、全国放送のテレビでもしょっちょう出ゆうきに、知っちゅう方も多いかも知れません。南国市で「ゆず庵」ゆう、びっくと風変わりなレストランをやりゆう近藤社長さん。世界一うまいオムライスが有名で、アイデアいっぱいの料理、店内装飾で、飽きることがないちや。そもそも初めての人は店員さんにメニューお願いします言いゆうけんど、実はテーブルに置かれちゅう高知新聞ひろげたら...写真入りの立派なメニューやったりするきにビックリじゃあ。格好や髪型見たち分かりますろう?(写真では分かりづらいけんど、チョンマゲやったりします)


自分のスタイルを持っちゅうきに、げに、まっこと格好がエイ。土佐のいごっそうやと思うちょります。こんなピックな、ふたりの社長の足元に注目!!!ふふふ...。竹虎の竹皮スリッパじゃあ、吉村社長さんも何年も前から履きよったいいますけんど、丈夫やきまだまだ履ける言いよりました。早う買い換えとうせよ。


菊底編み

菊底編み


こうやって透かしたら編み目が良うに見えるちや。菊の花の形をしちゅうきに、菊底編みとよばれちょります。この篭は寝かしちゅうきに、よっこらしょっ...とおこしたら、こんなに背の高いチリ篭ながです。チリ箱として使うだけやのうて、ただ、そこに置いちゃあるだけで、立派な部屋のインテリアとして存在感ありますぞね。


渋いですろう?

虎竹盛り皿


渋いですろう?腕のエイ職人さんが、しっかり編み込んじゃある。けんど、この雰囲気は何やろうか?熟練の技はもちろんやけんど、虎模様の独特の風合いを持っちゅう。虎竹の力は大きいちや。他の竹でこんな迫力は、なかなか出んがじゃあないろうか?


虎竹盛りかご


「にゃあ、どうぜよ?おんちゃん!まっこと、そう思わんかえ?」


ここな安和の虎竹が、こじゃんと格好のえい虎竹盛り皿や盛りかごになっちゅう思うて、声をかけたけんど、隣で、もくもくと竹を割りながら、「ほうかよ......。」まっこと、気のない返事ちや。


花かご作り新聞掲載

新聞掲載


この前の地元小学校のでの花かご作りが、びっくと遅うなったけんど新聞掲載してもろうたぜよ!いよいよ、嬉しいちや。あれから工場見学らあに来てくれたりもしてくれて、安和の小学校も生徒がこじゃんと少のうなっちゅうけんど、子供達の元気が笑い声が響く工場は、まっこと、まっことエイもんじゃあ。


学年便り


高知市内の中学校の1年生に、「日本唯一の虎竹やきに...!」言うてお話させてもろうた授業のようすも、こうやって学年便りで届けてくれちょります。これからの世代の子供達に、地元の竹のこと、自分らあの仕事のこと、もっと、もっと伝えたいちや。


スーパーの買い物かごと同じやき

八ツ目バスケット


まっこと思うた通りちや。車でお買い物いくやったらこれですぞね、これ。この白竹八ツ目バスケットは、何を隠そう自分くのスーパーの買い物かごと同じばあなサイズに作っちょります。ほやき、カートにも、ぼっちり(ちょうど)載るし、車の後部座席に置いたち、ほれ、この通りぜよ。底が広いきに、安定感があるが違う。握る持ち手も籐巻きでこじゃんと感触がエイし、飴色になるまで長いこと使うとうせや。心が躍る言うたら大げさかも知れんけんど、毎日のお買い物がびっくとでも、楽しゅうになったらエイにゃあ...。そんな思いで特別サイズにした、お買い物かごやきに。


竹茶もう一杯

竹茶材料


さすがに葉っぱは緑色ちや。なんぼ虎竹いうたち、虎模様が葉に付いちゅう訳やないぜよ。この葉を使うて、美味しいお茶にしたがが虎竹茶やきに。さて今日は、よかったら、この前、近くの虎竹林で撮った動画を観とうせ。びっくと張り切って飲み過ぎたかも知れんちや。




ばったり虎竹

居酒屋虎竹


「さて、遅うなったけんど夕ご飯じゃあ」思うて、ぶらぶら歩きだしたがです。おっと...、まっこと...、行き当たるちや。不思議ぜよ。なんの事かというたら、ここ、ここ。このお店。なんと、店名が「虎竹」いうがです。


まっこと、面白ちや。たまたま大分に泊まる事になってから、ふらりと足のむくまま来ただけぜよ。まっこと、またまた導かれたかにゃあ。こういう出会いばっかりで感謝、感謝やにゃあ。小皿料理がアレコレ選べて店名もエイけんど、店の雰囲気もエイ。たまたま来たもんやきに、大分市内の街中いう他は住所も分からんけんどき、調べたら、すっと(すぐに)分かるはずやきに、近くいったら寄ってみとうせや。


日本製ざるかよ!?まっこと

青竹ざる


国産ざるの中じゃあち、特にこれは、「まっこと、ホンマに日本製ざるかよ!?」言うてビックリされる竹ざるが、この青竹ざる。それっぱあ、お求めやすいお値段ながです。昔っから、この竹ざる一筋の職人さんが作りゆうきに、こうやって作れちゅうがです。麺類の水切りや、天ぷらのせたりして、とにかくガンガン日常使いしてもらいたい竹ざるじゃあ。


白竹そばざる高台付


ほんでから、この竹ざる、さっきの家庭用とはまた違うて蕎麦屋の老舗でこだわり店主が使う、高台付きの蕎麦ざるぜよ。編み込みの細かさから風格が漂うようやきに。けんど、どうじゃろう?それぞれの使う道があってから、素材も手間も職人さんも違う。どっちの竹ざるが、どうじゃあ言うことがあるろうか?竹編みの気持ちのエイざるに、季節を感じる美味しいもんをのせて、大事な誰かのために。それが、毎日の家庭の食卓じゃあち。名店の奥座敷じゃあち。ずっと昔から、気持ちは同じながです。


瓶ビールの夏

黒竹ビール運び


あの直ぐい黒竹を...まっこと感心するがちがう。おっと、こうやって底から見たち、こりゃあ巧いこと、綺麗に曲げちゅうもんやにゃあ。「けんど、これ何やろう?」と、ように分からんけんど、実はこれが黒竹ビール運びながです。


いよいよ6月、蒸し暑うなってくる季節。キンキンに冷やしたビールを、楽しみにされる方も多いがじゃあないかと思いますけんど、こんな風情のある脇役がおったら、まっこと、晩酌やち、ちょっとした宴席やち、ひと味も、ふた味も違いますぞね。2本用、3本用、4本用と用意しちゃあるきに、人数にあわせて、ぼっちり(ちょうど)ながをお選びいただけますぞね。