尺八作家レベンソン(Monty H. Levenson)さんの尺八の音色!!

竹選別中のレベンソンさん


年にいちどアメリカからはるばる虎竹の里にやって来られる、モンティ・レベンソン(Monty Levenson)さん。何を隠そう尺八作家ぜよ。レベンソンさんの尺八(shakuhachi・Bamboo Flute)もアメリカだけでのうて、ヨーロッパらあでも愛好者がおられる言いますきに、日本伝統の竹の楽器も、海外のほうで評価が高いような気がしちょります。さて、今日は竹の選別作業の合間をぬうて、竹虎の工場で一曲披露してもろうたぜよ!




竹の音色が工場に響いて感激ちや。まっこと、まっことサンキューベリーマッチぜよ。


レベンソン作尺八(shakuhachi・Bamboo Flute)


どんな作品を創作されゆうろう?竹虎に来られた始めた頃に、練習用と演奏用を数本いただいたけんど、見れば、見るばあ、匠の技を感じますちや。


歌口


坂の上から

安和


国道から道をそれて、車がようやっと一台ばあ通れる。ゆるい坂道を上ってくいがぜよ。ここ、ここ。今は安和小学校になっちゅうけんど、ワシの小さい頃には修身塾いう広い道場があったにゃあ。大きい玄関脇にはちょっとした池があって、友達と飛び込んだにゃあ。紅白模様の大きい鯉の尻尾をわしづかみにして、全身ビショビショになったことを覚えちゅう。つい、この間のことみたいぜよ。


庭には大きなクルミの木があったちや。そう、そう。よう実を拾いに行った、行った。競争して形のきれいなクルミの実を集めてから、半分に割って中を綺麗に洗うてから、電気のスイッチヒモの先にしたにゃあ。やさしいお母さんが笑うてくれた。懐かしいぜよ。


坂の上にあがったら、曾じいさんの頃には、この浜から大阪向けて虎竹が運ばれよった言う。波うつ安和の海岸が広がっちゃある。ガキ大将になって、棒きれ振り回して登ってきたあの日と、昔と何ちゃあ変わらんちや。静かで、のどかで、あたたかい。きれいで、安らかで、まっこと元気になる。この狭い谷間にしか育だたん虎竹。昔と何ちゃあ変わらんように、守りたいだけぜよ。


一生一緒

根曲竹買い物かご


根曲竹いうて、こじゃんと(とても)粘りがあって、丈夫な竹で編んじゃある手提げかごやけんど、びっくと縦長ですろう?この形がエイがぜよ。ちっくとした買い物には、片手にこの手提げを持って行っとうせや、自然素材そのままの持ち手が手触りエイ!強いけんど、軽いきに、思わずスキップでも踏みとうなるばあぞね。売り場についたら、好きな野菜を放り込む。おっと、明日の朝のウィンナーは買うたろうか?おおの、ちっくとの買い物には、まっこと便利な相棒ちや。一生、一緒ぞね。思わず笑みがこぼれる根曲竹買い物かごやにゃあ。


東京の竹林

東京の竹林


こんな大都会の真ん中へ来たら、ついつい、高いビルばっかり見てしもうてから、おいよ、めった(困った)。築地へ行こうと思いよったに、知らん間にアルマーニいう服屋さんのビルに来てしもうたぜよ。


恐る、恐る、中をのぞいたら...こりゃあ、たまげる。今日はファッション雑誌の撮影会ですろうか?モデルみたいな人ばっかりじゃ!まこと、実際こんな人がおるがやにゃあ。まっこと、背も高いが違う感心しよったちイカンきに、どれ、中に入ってみちゃうろかのう......ち、独り言いうてみただけちや。坊主頭の作務衣が入っていったち、視界に入れてもらえんがやないろうか?まっこと、まっこと、まあ、エイわ。ほんなら引き返そう思うて、んんっ?


びっくと待っとうせや。けんど、そう言うたら、前に一回、ここに来たことがあるにゃあ。ほんで、その時にも写真を撮った、撮った。銀座でカメラを持って、あっちでパチリ、こっちでパチリ、まっこと、お上りさんじゃあちや。けんど、このビルを撮るがあは、理由があるがぜよ。なんせ、そのビル、壁にびっくと変わったデザインが入っちゅうと思わんろうか?何かに似いちゃあせんかえ?実は、これが、なんと竹をモチーフにしちゅうそうちや。東京のど真ん中の竹林という訳ぜよ。


平かご

平かご竹編み


土用干しは梅雨明けに始まりますきに、梅干し用に便利な平べったい竹ざるはこの季節になったら問い合わせも急に増えちょります。職人さんが、せわしゅう(忙しく)編み込みいうがは、昔ながらのエビラかご(平かご)の竹編みちやもともと地元では、畑で穫れた野菜を干すがに普通に使われゆう道具やけんど、梅干しざるとしても、まっこと最適ぜよ。


平かご枠づくり


竹編みができあがったら、木枠を組んで仕上げをしていくがですけんど、NHK出版さんの「きょうの料理」言う本でも、取り上げてもろうちょりますきに。作り手も張り切っちゅうぞね!


虎竹ペンダント

虎竹ペンダント


虎竹ペンダントち、ただの飾りやないですぞね。高さが3.7センチばあしかない小さいサイズですけんど、なんと、なんと、蓋がカパッと印籠みたいに外れて中に収納スペースがあるがです。まあ、収納スペースゆうたち、小さいもんやきに、お香とか、お薬とか、ほんとうに、びっくのもんを、思い思いのモンを入れとうせ。初夏の風にふかれる胸元に、びっくと似合いそうなちや。


四国八十八カ所

虎竹林


高知の会社を紹介するいう企画の取材が来てくれちょりました。何ちゃあ見るもんもないけんど、日本唯一の竹林ばあ見とうせや言うて、虎竹の古里、焼坂の山に行っちょったがです。さて、四国八十八カ所は知っちょりますろうか?そうです、そうですお遍路さんと呼ばれる巡礼の方々が、四国の霊場を回っていくがです。


バスやレンタカーだけやのうトレッキングシューズを履いて歩いて回られる方もおられますけんど、ちょうど、虎竹の古里、焼坂の山もこの「遍路道」が通っちょって、山仕事しよったらバックパックを背負うたお遍路の方と会うこともあるがです。もちろんお遍路さんが迷わんように立て看板も所々にありますけんど、ややっ!工事中の迂回路の立て看板が新たに出来ちょってなんとその看板には。


お遍路さん案内立て札


英語表記!?おおっ!!!インターナショナルになりましたちや。


ペットかご

ペットかご


前に職人さんのところに行っちょったら、珍しい形の手提げかごを置いちゅうきに、「これは何ですろうか?」と聞いたらなんと、ペットかごやったです。知り合いの人か、誰かに頼まれたいうて、あれこれ苦労しながら製作したひとつ。ワシも、ゴンがおった時には、車に専用のゲージを入れちょりましたし、かなり手間はかかりそうなけんど、愛犬を連れて出かけるときには、こんな竹かごはエイにゃあと感心したもんちや。竹で作れるもんち、まだまだありそうなかです。


土佐巻きぜよ

竹三段弁当箱


土佐巻きぜよ、土佐巻き。カツオのタタキを海苔巻きにしちょります。よう見たら、白~いもんが挟まっちゃある。これ、これ。ニンニク。そうそう、漁師町にいってタタキ食べゆうおんちゃんらあ見よったら、片手にニンニク丸々一個持ってかじりながら、カツオ食べよりましたちや。まっこと、豪快ぜよ。ほんで、土佐巻き見おわったら、入れ物も見とおせや。びっと、りぐっちゅう(念入り)竹弁当やないかえ?そうそう、実はこれ新しく紹介しちゃある白竹三段弁当箱。今の運動会シーズンらあにも大活躍しますぞね。


飴色の竹弁当


40数年前に作って、職人さんの娘さんが愛用しゆうという品を見せてもろうたけんど、こりゃあ、渋い飴色に変わっちょって、まっこと感動するばあな凄い風合いじゃあ。


ニコニコメダカたち

竹炭敷き金魚鉢


社員の一人がメダカを持ってきてくれて、金魚鉢にいれて飾ってくれちょりましたけんど、底に敷きつめちゅうがは、石じゃあないですぞね。竹炭ちや。竹炭。竹炭には水を浄化する作用があるいうて、これからの季節は、飲料水用に使われることが一番多いがです。えっ?竹炭の水、知らんですろうか?


そりゃあ、めった(困った)、知らんかったらソンですぞね。竹炭いうたち窯で1000度の高温で焼いた竹炭やけんど、この竹炭をピッチャーに入れた水道水に入れちょくがです。夏場はワシはぎっちり(いつも)コレちや。とにかく、これが水道の水かよ!?と言うばあ、まっこと美味うなりますきに。見とうせや、メダカも竹炭入れてもうろて、ニコニコ喜んじゅうみたいぜよ。


ワシがビックリ

インドより来社


「インド人もビックリ」こう聞いたち、もしかしたら今の若い人らあは知らんろうか?確か、ワシの子供の頃にはカレーのテレビコマーシャルでこの台詞をぎっちり(しょっちゅう)見よったちや。このフレーズ......なつかしい!そう思われる方は同年代のみなさんやろうけんど、最近では経済発展が著しゅうて、ものすごく熱気のある国。そんな風なイメージを持っちょります。そんなインドから、虎竹の里の竹を見るためにわざわざお客様が来られちょりました。


あんな遠くからち、まっこと、こんどはワシがビックリじゃあ!!!朝も早くから来られて、夕方近くまで、虎竹の事を工場長から、詳しゅう詳しゅう聞いて帰られたがやけんど、インドにも竹は色々とあるはずやに、日本のこんな不便な田舎まで来てくれるがは、こじゃんと(すごく)嬉しいにゃあ。「お~い、みんなあ、びっくと集まっとうせや!」近くにおった社員も集まってきて。工場の前でパチリと一枚撮らせてもうたがぜよ。


龍馬通り

龍馬ブーツ


龍馬のブーツを履いて歩いたら、まっこと、まっこと、いろいろな人に、いろいろな事に、いろいろなモノに、不思議と出会うちや。いや、まっこと(本当)ぜよ。この前は羽田空港で麿赤兒さんに会たきにゃあ、ただ、会うただけやないぞね。トイレで会うたちや。おっと、けんどワシも大人やきに、いきなり横から、「もし......」と、声をかけるような、ざっと(粗雑)した事はセン。その時は黙って用を足しがやき。(常識人として当然かも知れんけんどよ)けんど、イカンぜよ。イカンちや。飛行機に乗ってから地方の小さい空港に降りたったら、ありゃりゃ...また、麿さん、おるやいか!


なんじゃあ~~~~~~~~~~!ワシと行き先同じやったかよ?こりゃあ、イカン、縁じゃ、縁に決まっちゃある!へんしも(早く)、声をかけんとと思うて、写真を撮らせてと頼んだがです。ほいたら、「よっし、分かった、今度ね」と来たちや。


「うーーーーーん。今度?......いつやろうか?」


芸能人の「今度」はアテにならん言うきに、その時、持っちょった本にサインだけもろうたがです。


麿赤兒さんサイン


えっ?麿赤兒さん、ご存じないろうか?ワシは舞踏家いうイメージが強いけんど、俳優でもあってから大活躍しよりますぞね。そうそう。なんと、なんと、なんと、ワシも、「ハゲタカ」以来、こじゃんとファンになっちゅう大森南朋さんのお父さんやきにっ!大森南朋さんは大河ドラマ「龍馬伝」で、武市半平太役を熱演中の役者さん。これ、これ、これを縁というがじゃあないですろうか!?


おっと、また龍馬伝の話になりましたけんど、龍馬言うたら京都で思いだした話があるぞね。京都やったら伏見、あの有名な寺田屋やにゃあ。近くの商店街は龍馬にちなんで、龍馬通り言うそうですちや。まっこと、龍馬さん色々な場所で大活躍じゃあ。その龍馬通りをズンズン歩いていきよって、パタリ......。足が止まったがは、なんと、なんと、虎竹発見!!!!!こりゃあ、ワシんくで作らせてもらいゆう虎竹枝折り戸ぜよ。


虎竹枝折り戸


高知生まれの坂本龍馬の名前の商店街で、高知生まれの虎竹ち。高知生まれのワシは、まっこと、まっこと(本当)、こじゃんと、嬉しゅうなりますぜよ。


昔ながらの、おひつ

おひつ


ご飯を美味しゅう食べるがは、やっぱり、昔ながらのおひつがエイ言います。電子ジャーもある今の世の中に、どういて、おひつらあ...?まあ、そう言わんと聞いとうせや。おひつにご飯をいれたら適度に水気を吸い取ってくれて、ベタついたり、反対にパサパサしたりせんきに。おにぎりを作ったり、それからお弁当にする時には、一回おひつに入れちょったら、こじゃんとエイ感じで冷ますことができますぜよ。


ありゃりゃ、こりゃあ、たまげたちや。美味い!口の中のモチモチ感と、一粒、一粒のご飯の旨みがように分かるようちや。おにぎりや、お弁当にいれるご飯にはまっことエイぞね。保管にも手間のかかるおひつやけんど、たまな、ゆっくりできる休日に食卓にこんなおひつがあるがも悪うないきに。ほんなら、ワシらあの虎竹のタガのおひつが欲しゅうなった。タガの幅を何回かやり直してもろうて、男前のおひつができましたぞね。


竹人形師

竹人形竹ひご


「1ミリの竹ひごを4等分するんです」


「.......................................。」


んんっ?何と言うた?口を動かしながら、鮮やかな手さばきこりゃあ、言葉にならんちや。この1本、1本が竹人形の髪の毛になり、微妙な毛髪の流れを表現できゆうがです。竹ち、まっこと凄い、形にしていく、職人さんは、まっと凄い。


竹人形


まっこと、生きちゃあせんろうか?のぞき込みとうなるばあな竹人形。竹人形師、そう呼びとうなる、こりゃあ、プロじゃ。竹のプロがここにもおるがちや。


竹とんぼ

竹とんぼ


花展が開かれちゅういうきに観に行ったちや。実はワシは何を隠そう、少々活け花の心得があるがぞね。どういてち?そりゃあ、そうぞね、虎竹の花かごが色々ありますきに。その辺にある季節の草花を一輪でも飾ってみろうかにゃあ、自然とそんな気になったがです。習いよった流派はもちろんやけんど、この日も他の好きな活け花をあれこれ見よりました。毎回来ゆうきに、勝手にファンになっちゅう方もおるがです。


「ありゃりゃ~今回は共同で大作を出品しちゅう...」


いっつも、ため息がでるような活け花をされる。お目当ての先生の作品は無かったけんど、そのかわりに、なんと、なんと見つけたぞね。これが、ホントの竹とんぼ。ワシらあの虎竹で編んだ花かごに、虎竹のとんぽをとまらせちゃある。エイエイ、まっことエイぜよ。


口の中に竹林の風!?

竹茶


竹茶いうたち、普通の竹茶やないきに。日本唯一の虎竹の葉をあつめて作った虎竹茶ぜよ。この前お客様から、こじゃんと美味いきに「お茶好きのイギリス人にうけると思います」言うてメールもろうちょったけんど、まっこと、そりゃあ、エイ!ナイス、アイデアぜよ。おおきに、ありがとうございます!


海外通の社長さんからは、中国では竹のお茶ばっかり売りゆう街があるとも聞いたちや。けんど、海外の人に紹介する前に、竹と共にずっと暮らしてきた、日本のみんなあに、飲んでもらいたいがぜよ。そおっ!これからの季節やったらアイスやにゃあ。冷蔵庫で冷やしちょいてから、お気に入りのグラスでやっとうせや。口の中に竹林からの風が吹くかも知れんぜよ。


日曜市にて

温泉かご


「全部、欲しいちや。」


大きさが3種類ある温泉かご(湯かご)を全部かかえてから、おまん、びっくと欲どおしい(欲張り)ぜよ~。まあ、けんど、これっぱあ出来映えのエイ竹かご、その気持ちも分からんでもないぜよ。


元は温泉場で自分の使う入浴グッズをいてれ、持ち運びゆう竹かごやけんど、もちろん、お部屋のインテリアとして小物いれらあにも。それから、一番大きなサイズは買い物かご代わりに使いゆう方もおられます。そうそう、最近一段と人出の多い高知の日曜市や、街路市でも前に見かけた事がありますちや。ちょっと野菜らあ放り込むがにも使い勝手エイがです。

竹ジッポーライター

虎竹ジッポー


ジッポー言うたら誰でも知っちゅうような有名なライターやけんど、虎竹ジッポーはどうぜ
よ?煙草を吸わんワシでも欲しゅうなるような渋さじゃあ。手ににぎった感触もエイ。「カチリッ!」ジッポーライター特有のフタの音。たまらんちや。


父の日ジッポー


母の日が終わったばっかりやけんど、来月の20日は父の日ぜよ。愛煙家のお父さんを喜ばしちゃらんかえ?煙草も百害あって一利なしとはワシは思うちょらんがです。リラックスしたり、気分転換できたり...。ワシはもう17年前に禁煙してから1本も吸うちょらんけんど、ほどほどに吸うがには悪うないちや。


けんど、大切なお父さん、吸いすぎには注意して他の人の迷惑にならんように楽しんどうせや。こんな一言でも添えて渡してもらえるお父さんは、まっこと幸せもんぜよ。ワシも、そうなりたいちや。まっこと、まっこと(本当)。これは、お客様の注文で黒塗りにしたジッポーライター。なかなか渋いぜよ。


黒塗り竹ジッポー


忍者京都

竹炭クレープ


「京都忍者」いうレストランを知っちょりますろうか?えっ?なになに?忍者京都...?店名が逆やったですか。こりゃあ失礼しましたちや、忍者京都ぜよ。京都にあって店員さんが皆んなあ忍者の格好しちゅうがです。ほんでから、「●●●●で、ござるよ」とか、時代劇にでてるくような忍者のしゃべりをするきに。まっこと都会には面白いもんがあるちや。ここに話題の人気スイーツがあって、それがコレ。竹炭入りクレープぜよ!なんでも、昔の忍者は解毒剤として竹炭使いよったそうちや。ふむ、ふむ...感心しゆう間に焼き上がったぞね。


「おおっ!?こりゃあ、なかなかエイぞね」


忍者が焼いてくれたクレープはひと味違うちや。ワシは甘いもんは大好きやき、おかわりしたいばあ美味かったぜよ。さて、さて、実は何を隠そう、このクレープに使う竹炭、竹虎の竹炭パウダー使うてもろうちょります。もともと知っちょって来たわけやないけんど、案内してくれた京都通の方が、なかなか嬉しいサプライズを用意してくれちょりました。


店内には虎竹の里の竹もいっぱい生えちゅうし、お近くのかたや、京都観光の方は、まっこと、いっぺん話のタネに行ってみとせうや!おっと、そうじゃ、そうじゃ。竹炭クレープは絶対に食べなあイカンぜよ。


牧野植物園の温室

牧野植物園温室


県外の方に高知観光のオススメを聞かれたらいっつも教えるスポットが、龍馬像でもなく、高知城でもなく、四万十川でもなく、ここ、牧野植物園ながです。(もちろん、虎竹の里いがいの話ぜよ)そりゃあ、そう、何いうたち世界的な植物学者の牧野富太郎博士が虎竹の命名の父やきにねえ。


けんど、前に東京から来られちょったお客さんは、あんまりココに吹く風が心地ようて、手入れの行き届いた、高知の自然あふれる植物園が気にいってしもうて、昼の飛行機を最終便に変更して、最後の、最後までおったそうちや。都会から来られた人にはこの自然に魅せられるがは当然じゃあ、まっこと、たまらんと思うぜよ。


牧野温室


担当の職員さんがこじゃんと熱心ちや。あちこち、もうエイ言うばあ説明してくれました。まっこと熱い。んっ?温室やきやないぞね、ハート、ハート。ハートが熱い!こりゃあ、エイ植物園になるはずじゃあ。


牧野植物園竹小屋


さらに、この牧野植物園に今回、温室がリニューアル。南国ムードを醸し出すために、竹の小屋を造るいうて、竹虎もほんとうにびっくと(少し)やけんど、お手伝いさせてもろうたちや。


竹小屋作業


前の温室とは比べ物にならんばあ、まっこと、腰をぬかすばあエイ。ようなったぜよ。ますます、宣伝させてもらいますきに、牧野博士!


渡辺竹清先生

渡辺竹清先生作


祖父の代からずっと懇意にしてもらいゆう渡辺竹清先生くにおったら、先生の凄い作品も拝見させてもらえるし、竹に熱心に取り組まれゆう人も来られるし、まっこと(本当)、居心地がエエがぞね。そう言うたら、今日みたいなシトシト雨の日には思いだすちや。ある時、ふと見せてもろうた小物入れ。てっぺんには銀細工のカタツムリが歩きゆうがです。


これが持ち手になっちゅうがですが、煤竹いうて囲炉裏の煙にあぶされて、100年以上もたって渋い色目になった竹を、細かい編み目で仕上げた逸品やったぜよ。どういたち欲しい言うお客様がおられて、全部のうなったけんど、また、先生に頼んで創ってもらいたいちや。


けんど、さすが、ニューヨークの超有名宝石店T社に、作品提供しよった巨匠の極みの技ちや。なんとも、落ち着いた表情は、写真を見ゆうだけで心が豊かなになってくるがぜよ。定番の渡辺先生作の竹バックらあもそこにあるだけで、妙に心がなごむ。手にとったら、なお、なごむ。これが、本物の持っちゃある、力やろうかにゃあ。


岩崎弥太郎!?

尺八


「岩崎弥太郎つかあ!?」


思わず声が大きゅうなりましたちや。あの大河ドラマ「龍馬伝」でも注目されちょって、最近は観光の方がいっぱいや言う、高知県安芸市には三菱の創業者、岩崎弥太郎の生家があるがです。そこで、何をするがぜよ?


いやいや、落ち着いて、ように聞いてみたら、岩崎弥太郎の生家のセットが、NHKさんやったか、どこやらのスタジオかように聞いちょらんけんど、あるそうながです。今回、別なドラマか何かの撮影を予定しちょって、ほんで、そこで使う小道具の尺八の注文が来ちゅうとの事やったがです。亀甲竹いうて亀の甲羅のような竹を使うた尺八。ゴツゴツした節が、見た目にも格好がエイですろう?けんど、撮影用やきに実際に音らあは出ませんぞね。


定番ランチボックス

虎竹ランチボックス


お弁当箱が、なかなかの人気やけんど、竹弁当箱でなにか一つオススメは?と聞かれたら、これは、もう迷うことなく、虎竹で作られた昔ながらの定番の形のランチボックスですろうやいか。なんちゃあない定番に見えても、嬉しいことにお客様からの声もいただきますし、出来ることもあるし、出来んこともあるけんど、職人との打ち合わせをしちょります。


竹弁当箱


こうやって話おうて変わり続けることが、竹細工じゃあち、人じゃあち。大切なことやと教わっちゅうがです。


新竹の洗濯かご

脱衣かご


新緑の季節ぜよ。虎竹の里の緑の風が届きよりますろうか?ゴールデンウィークやき言うて、日頃行けん遠くまで出かけるのもエイけんど、ほんの身近で、毎日の暮らしで、つい見過ごしがちになっちゅう、こんな所にも最高の五月の行楽地があるがぜよ。ここは、エイで、誰ちゃあ、おらんきに、空き空きじゃあ。自由なもんちや。ここには高知でも有名なナギの大木があって、この木陰から、やさしい木漏れ日が何とも心地エイ。子供の頃にもよう来よったところぜよ。


サラサラ...サラサラ......。風にゆれるきれいな若葉に青々とした編み上がったばっかりのメゴ笹洗濯かご。これからの暑うなる季節は、お洗濯も増えてくらあせんかと思いますけんど。そこなお母さん!こんなぬくもりのある自然素材の洗濯かごやったら、びっくと(少し)お洗濯が楽しゅうならあせんですろうか?まっことお母さんは家族の太陽やきに、いっつも元気でほしいがやき。


まっこと嬉しいぜよ


いや、けんど嬉しいですちや。びっくと最近にお越しいただいたお客様だけやあち、こじゃんと遠くからも、竹虎には、まっこと色々な方がお越しになられちょります。ワシらあもビックリするちや。


竹虎工場見学


先月来られちょった吾桑小学校のちびっ子たち。ゴーゴーと音をたてるガスバーナーで、虎竹の油抜き加工の様子を見学しに来ちょりました。


竹の虫製作のお客様


それから、おとなり香川県で竹の虫らあを製作しゆうグループのみなさん。身近にある竹を使うて、楽しみながら思い思いの作品を作りゆうという事やったです。手作りの面白さを知っちゅうみなさん、エエ表情ちや。


竹林援助隊


岐阜の竹林援助隊さん。竹は近年なにかと注目されちょりますが、1日に1メートル20センチも伸びることもある成長力は、環境問題がいわれゆう今、もっと皆なあの役にたてる事があらあせんろうか?


徳島から


徳島から内装材に虎竹を使ういうて来られたお客様。はじまったばっかりの上海万博でも、3000本もの虎竹を装飾に使うてもろうちょりますけんど、こうやって室内での飾りにも竹が多用されだしたがは嬉しいちや。


静岡から


静岡県から竹が見とうてやって来られた方。高速を通らず下道で来られました。時間はかかるけんど、その土地をゆっくり味わえますぞね。お疲れさまでした。


アメリカから


ほんで、こちらは、はるばる海を越えてアメリカからやって来られて、尺八の名演奏を聴かせてくれたお客様。昔からの日本の文化は欧米の人の方が、評価をしてくれちゅうように思うちや。


神奈川から


神奈川県から、一回は来られたいと、前々から言っておられた常連さん。ようやっとお越しいただけて良かったぜよ。


京都から


最後に、京都から四万十市の途中に立ち寄ってくれましたぞね。日本最後の清流四万十川には、竹虎の前をとおる国道56号線で行く一本道やきに。ついでに又寄っとうせや。


竹虎式猛暑対策

竹皮草履


さて、この夏も猛暑の予想やいうて、どこかで聞きましたけんど、そんな予想聞くまでものうて、すでにさすが南国土佐と言うべきか、カンカン照りで、まっこと(本当に)暑いぜよ。けんど、まかせちょいてよ、猛暑。冷房もできるだけ使わんと快適に過ごせる竹虎式の猛暑対策は毎年これぜよ。そう、竹皮草履


ワシが今履いちゅうがは外履き用に、UVAスポンジ底を付けちゅうけんど、まず、室内履きの竹皮草履がはじめみとうせや。仕事場でも、ご家庭でも、靴下をぬいで、竹皮の心地よさで、こりゃあ、蒸しこんだ足が生き返る~~~~~~~~~~~~!足元から暑さを吹っ飛ばしますぞね!