自慢の竹かご

蘭かご


「作れと言われたら何十万も、もらわなイカン」


五十年選手の竹職人さんが見せてくれたがは、一見して秀逸な竹細工と分かる竹かご。


「何に使う篭ですろう?」


不思議に思ってきくワシに、


「蘭よ、蘭」


自信に満ちあふれた表情で職人さん。


「えっ、蘭......蘭と言うたら...伊藤蘭?」(ふ...、古い)


歳とって聞こえんのか、聞かんふりしちゅうがか、どっちか分からんけんど、とりあえず、スッーと流して竹談義は続くぜよ。


※蘭をいれて持ち運ぶためのオーダーメイドの竹カゴやと。


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