赤々と燃える竹炭窯、魅入ってしまうような神秘的な炎です。竹虎は、こじゃんと(すごく)土窯にこだわっちゅうがです。そして、この土窯からうまれるのは、叩いたらキンキンと金属のような音がする最高級の竹炭ですが、忘れてならないものがひとつ、それが竹酢液(ちくさくえき)。冬はやっぱり竹酢液 入浴がえいですぞね。竹酢液販売をはじめてもうかなりになります。
「それ、地下足袋に何をしゆうがです?」
「竹酢液よえ」
「なんか竹酢液に効果あるがですか?」
「何ち、おまん、竹酢液は水虫予防よ」
もともとは山の職人さんが、昔からの知恵で竹酢液を水虫対策に使っていて、炭焼き職人さんには水虫の人はいない。そんな話を聞いたことがきっかけでしたが、それももう、随分昔の話、懐かしいちや。あ、そうそう懐かしい言うたら、この後、炭職人さんが竹炭をガシガシかじっているのを見て、また、またビックリ驚くことになるがですけんど、その話は又にしますきに。
コメントする